生活について

SHIZUOKA

  • 2025年06月09日
朝5時半出発、片道約350km。沼津目指して高速をぶっ飛ばし。(法定速度で)

サービスエリア2箇所で休憩を挟み、11時過ぎに沼津に到着した。いつか家族で行きたいねとずっと話していた沼津港深海水族館へ。冷凍のシーラカンスをはじめ、珍しいお魚をたくさん鑑賞した。個人的には「コンペイトウ」と「アバチャン」が名前よすぎ魚だった。ミュージアムショップにて息子はおみやげを決めきれず、結局何も買わずで悲しい表情のまま水族館を出た。

周辺で食べ歩きをして、息子は金目鯛のくじ引き(ぬいぐるみが絶対当たる、みんなが笑顔になるやつ)をやってにこにこだった。笑顔が戻った、良かった、と息子以外の全員が思った。そのまま富士山を拝みに三島スカイウォークまで。大吊橋では恐怖に怯え、アイスクリームを食べる。富士山は雲がかかっていて、てっぺん付近だけかろうじて見えた。

お宿に移動し、温泉に入ったり卓球をしたりやいやいと過ごす。21時頃就寝。

翌日は宿から1時間ほど車を走らせ、静岡市にあるTAMIYA本社の会社見学。歴史ミュージアムでは初期の希少なプラモデルや歴代ミニ四駆など展示に圧倒され、ショールームには実車もあったりと全体的に心拍数が上がる内容だった。館内のショップにて、たっぷりとお土産を購入。完全にわたしの趣味に付き合ってもらった形だけれど、子どもたちもとても楽しんでくれたようだった。

帰りは小刻みに休憩を挟みつつ、17時過ぎに帰宅。





土曜参観

  • 2025年06月07日
土曜参観、からの引き渡し訓練。

息子のクラスに行くと、教室のうしろにいろんな日常の写真が貼ってあり、その下に標語のようなものが書かれていた。息子がビッと背筋を伸ばして勉強をしている写真には「チョウのようにうつくしく」と書かれている。彼のことをチョウのようにうつくしいかどうかという目線で見たことがなかったので、改めて授業中の息子を見ると確かにチョウのようにうつくしい気がした。図工の授業で、チョウのようにうつくしい人は黄金色のマッコウクジラをこさえていた。

娘の授業は道徳。親友に犯罪者の疑いが囁かれているとき、果たしてきみたちはどう立ち振る舞うべきか。真の友情とはなにか。

ブラインシュリンプ

  • 2025年06月05日
ヤゴの名前がいつのまにか、ガオンとレオンに変わっていた。

ガオンとレオンの食事をどうしましょうという話になり、一番いいのは赤虫らしいけどちょっと抵抗があって、いろいろ調べた結果ブラインシュリンプ(塩水えび)がいいのではと、Amazonで手配。これをふ化させて(水に入れて24時間でふ化する)、ヤゴに与えてみることに。ふ化したブラインシュリンプはとても小さくて、あまりにも小さすぎて(0.5mmくらい)これはガオンたちの食事にはならないのではとなり結局、赤虫を手配した。

こうなるとブラインシュリンプも共に暮らしていく必要がある。小麦粉やきな粉を食べるらしく、一か月ほどで8mm~1.5cmの大きさになるらしい。カニ・ヤゴ・ブラインシュリンプのお世話に忙しくなってきた。

ちなみにブラインシュリンプの卵はちっこい箱に入ってたのですが、これには265万個の卵が入っているそうです。

全部ふ化させたら京都府の人口(約260万人)超えます。

ヤゴ

  • 2025年06月02日
夕方帰宅すると息子が興奮気味。プール掃除があって、その時に出没したヤゴを希望者は持ち帰ってよいとされていて、2匹のヤゴと帰宅したのだった。図書館で借りた図鑑を見て、石やら砂やらを準備してせわしない様子だった。バケツに水をくんでベランダに置き、カルキを抜く。名前は「ごや」と「たけし」になった。ごやもたけしも、元気。

ちなみにクラスでヤゴを持ち帰ったのは、息子ともうひとりだけとのこと。

ニカ

  • 2025年06月01日
5時に息子と起きて、海で釣りをした。ふたりとも初心者なので、こうかな、こうかな、と確認しあいながら釣り針を投げる。ふたりを挑発するように、20mほど前の海上を魚が飛び跳ねていた。1時間ほどねばって釣果は、息子が釣ったアメフラシだけ。わたしは本物のアメフラシを初めて見たので興奮したけど、紫色の粘液をそこら中に吐き出すアメフラシに、息子の表情は完全に凍っていた。ここで釣りは終了。

7時半に朝ごはん。うまいうまいと食べて、早めのチェックアウト。イングランドの丘に行き、コアラやウサギなどを愛でて、いちご狩りをした。娘は「この瞬間だけ女子力を忘れるわ」と言い、一心不乱にいちごを刈り取っていた。制限時間30分でひとり1,000円。バッと散って、しばらくしてバッと集合して、うまいうまいと大量のいちごを食べて、またバッと散って…の繰り返し。一生分のいちごを食べた。

おみやげを買って、帰路へ。渋滞もなく、15時すぎに帰宅。息子がカニとヤゴと暮らすことになったので、図書館に行き一緒に飼育方法を調べた。ちなみにカニには「ニカ」という名前がついている。

ONOKORO OMOIDE

  • 2025年05月31日
朝8時すぎに出発。渋滞もなく、途中たこせんべいの里をかましてからの10時半頃に淡路ワールドパークONOKOROに到着。急遽決まった淡路島旅行だった。天気も良さげ。

ONOKOROについてはわたしも子どもも期待値低めだったけど、閉園ギリギリまでみっちり遊びまくり。もう、めっちゃ楽しかった。ゴーカートは合計8回ほど乗って、他の遊具もひとしきり堪能した。子どもらは宝探しにも挑戦し、やさしいスタッフの粋な計らいもあり、大量の宝石をゲットしてほくほくだった。息子の宝石の中にたくあんみたいなやつがあって、ダメもとでそれちょうだいと聞いてみたけど、ダメ!とのこと。ほしかったな、たくあんみたいな石。

マイナス20℃の世界というアトラクションでは雪女が子どもたちをビビらせてきて、わたしを置いて子どもたちが走って逃げたのでめっちゃ追いかけた。

子どもら交えて遊園地でワーワーする機会も、もうあと何回残されているか分からない。笑顔で園内を走り回る我が子たちをえびす顔で追いかけた。いい思い出がまたひとつ増えた。

夕方、海沿いの民宿に移動して浜辺を散歩。夕食は船盛。鯛のフルコースだった。隣の部屋の家族はもう寝ていたので、UNOで静かに遊んで就寝。

ゾンビ

  • 2025年05月19日
wowow「I,kill」初回放送。群凶(ゾンビ)役やらせてもろてます。映像がきれいで展開も面白く、今後が楽しみ。白目向いてわなわな歩いたりアイブラッドという血の目薬をしたり、楽しい撮影でしたねえ。

ゾンビは思いのほか身体的負担が大きくて撮影中にケガをする人が多い(腰をいわすらしい)らしく、リハーサル前に30分近く柔軟体操をした。ゾンビ姿でまじめに柔軟体操をする集団については、なかなかシュールなものがあった。各個人でご自身がゾンビになった背景を設定してくださいと言われたので、わたしは生前サムライであり、金属(刀)のにおいに引き寄せられるゾンビという設定で動いた。

「事件」(大岡昇平)を読んだ。

小さな町で起きたとある殺人事件の、事件発生から裁判の判決まで、その始まりから終わりまでが実にテンポよく、そして法律素人でも細やかな内容が理解できるほどに丁寧に描かれている。文庫版で533P。最初から最後までずっと面白かった。弁護士と検事がバチバチにやりあうさまはなんともスリリングで、どちらも頭が良すぎるのでお口ぽかんで読み進めるしかない。1960年代に書かれた作品とは思えないほどに、色鮮やかな作品だった。

「クロの証拠は法廷で顔色がシロくなることだ」「やがて喉仏が大きく上下した。(これは犯人が自白する前に、よく起す肉体的反応である)」など、いちいち知的好奇心をそそる描写が刺さる。

週末

  • 2025年05月18日
部屋の掃除をしていて、娘と7年前に行ったふたり旅行のアルバムが出てきた。娘に聞くと当時のことはほとんど覚えていないようだけど、断片的に強烈な記憶として残っているようだった。サンリオピューロランドの帰りに行った商業施設の砂場で遊んだことがとても楽しかったと言っていた。覚えてる。サラサラの砂でできた砂場で、お客はわたし達以外誰もおらず、わーっと追いかけっこをした。砂を落とすためのブロワーが象のかたちをしていた。

ピューロランドから商業施設までの道、もう歩きたくないと駄々をこねる娘に歩道の赤色のブロックの上だけを歩いて行こうと言うと途端ににこにこと歩き出したことを覚えている。子どももわたしも、一生懸命だった。抜けそうだった歯が旅行二日目の朝に抜けたこと、オセロで娘に負けてしまったこと、リス園でふたりでリスに怯えたこと、そこで買ったアイスクリームを落として泣いちゃったこと、帰りは疲れ果ててうさぎのぬいぐるみを抱きしめながら新幹線で寝ていたこと、他にもいろいろ。あらゆる思い出が心の中で暖かい炎となって、いつまでも揺らめいている。

午前中、車屋さん。昼から家の掃除こちょこちょ。夕方イオン。ダイソーでヒロアカのアクリルスタンドフィギュアを2つ買った。

さいきん読んだ本。「泣いてちゃごはんに遅れるよ」(寿木けい)、「開高健ベストエッセイ」、「野生のしっそう」(猪瀬浩平)。

「泣いてちゃ~」にて、子どもがぐりぐりと絵を書く行為について「13歳からのアート思考」(末永幸歩)からの引用で「描くことは、体の動きを受け止めてくれる舞台」「体の動きによって紙のうえに刻まれていく行動の軌跡を、子どもは思う存分に味わっている」とあった。なるほど。

開高健のエッセイ。「イメージは火花のようであり、とつぜんの風でひらく窓のようであり、じわじわとにじみひろがるインクのようでもある。」

自身の作品の評価について言及した箇所では「誰か読んでくれる人がいるのだろうかと思っていたら、意外にたくさんの当初が新聞社やら家やらにきて、雑巾のようにくたびれた心もそれらの字だけはジュウッとしみこむ」とあって、意外。

倍倍

  • 2025年05月09日
GWは家族でキャンプに行き、楽しい楽しい思い出がいっぱいできましたヨホホホと思っていたら、帰りに不注意でタイヤをパンクさせてしまい、JAFレッカー&即日修理案件。最後の最後にとんでもない終わり方をしてしまい、家族に申し訳ない気持ちしかなく、自己嫌悪で沈んだ毎日を過ごした。

そんなときにおすすめ動画で流れてきたCANDY TUNEというアイドルグループの「倍倍FIGHT!」という歌を聴いて「誰かを愛すということは本当の自分を大好きになること」という歌詞に触れた瞬間ズバーン!とカミナリが落ちた。自分のことが嫌になって仕方がなかったけど、そうか、今の自分はもうただひたすらに誰かを愛して、そうしていくうちに自分のことも好きになれるのかもしれない、そんなふうに受け止めた。「生きているだけですごいことだから命を誉めよう」という歌詞もいい。

興奮して娘に倍倍FIGHT!っていうめっちゃええ曲あるんやけど…と話すと、いやもうだいぶ前に流行ってたけど今さら?と辛辣な反応。

喜びは倍倍、悲しみはBye Bye、ですって。

マインクラフト

  • 2025年04月27日
息子とマインクラフトの映画を観に朝からエッチラオッチラ。

息子の大好きなゲームの映画ということで観に行ったけど、わたし自身はマイクラをやったことがなく何の前知識もないまま観た。これがまた最高に面白い映画だった。たぶん全然泣くとこじゃない、カラッとしたシーンでめちゃくちゃ泣いてしまった。先日のドラえもん映画といい、どうにも、子どもたちが勇気を振り絞って悪者に立ち向かう姿というものに弱い。あなたたちは生きているだけで尊いのだから、そういうことは大人がやるべきであり、本来あなたたちが命の危険を犯す必要はないんですよ、とにかく生きて、生きてほしいです、とかなんとか頭の中でぐるぐると考えてしまう。泣きながらポップコーンを食べた。

結末はハッピーエンドで、息子も大いに満足。

スイミング

  • 2025年04月26日
子らのスイミングスクール、今日はテストの日。ふたりで通わせていると、ふたり同時に合格!という時があまりなく、どちらかが合格してもいつもどこかしらしんみりした空気になる。けど、今日はなんとふたりとも合格!YES!

もう何年も泳ぎが苦手だと嘆いていた娘が美しいフォームでクロール25mを泳ぎきった瞬間なんてもう、これ映画?カンヌに出品してるやつ?赤いカーペットどこ?わたし歩きますけど?というくらい感動した。それまでは順調に進んでいたもののクロールのクラスで半年くらい停滞してしまい、コーチもとても気にかけてくれていて、娘がゴールにタッチした瞬間コーチも「よくやった!」と叫んでいてまた、映画?と思った。

自分自身の努力で掴み取った成功。その余韻を噛み締めるそぶりもあまりなく(実際はどうかわからないけど)、娘はとにかく早くホイップデコという工作をやりたいらしくマッハで帰宅。材料として追加でシリコンシーラントが必要なようで、それは明日ホームセンターまで買いにいくことに。ホームセンター好きなのでうれしい。

夜は子らと3人でレジン工作をやったら楽しかった。キラキラしてきれいだねという話をしていたので、あなた達もね!むしろあなた達のほうがめちゃくちゃキラキラしてるよね!と言いたかったけどあまりそのように感情を昂らせると面倒くさがられるので、粛々と作業をした。

今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は

  • 2025年04月25日
昼から娘の参観。ネットリテラシーについての授業。授業を聞いていても思うけど、もはや大人より子どもたちの方がネットリテラシーは高いのではないかと思う。授業後は修学旅行の説明会があった。おやつは400円まで、おこづかいは3,500円とのこと。

いったん帰宅して、自転車でエキスポシティまで。今回はタイムを測りながら行ってみたら、エキスポシティへは15分で到着した。109シネマズにて、ちょうど一年前にエキストラとして撮影に参加した「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」を観る。原作も好きやし、公開を心待ちにしていた作品。なのになのに、メガネを自宅に忘れてしまった!両目とも裸眼視力0.1の中、全集中で観た。男梅みたいな顔で観た。

シーンとしては3シーンの撮影に参加し、1シーンは超巨大に映っていたので視認できた。なかなか自然体な芝居だった。あとのシーンはメガネなしにつき確認不可。

さっちゃん(伊東葵)の告白シーンがずっと頭に残っている。あすこから雰囲気がガッと変わったもんな。

余韻に浸りながら夜の茨木を自転車で爆走し、ラーメンを食べて帰宅。

ピーテーエー

  • 2025年04月23日
午後有給猛ダッシュ(電車に乗っている時間以外ぜんぶ走った)で小学校に行き、爆裂PTA活動を決めた。教室の後ろ側には各生徒の自己紹介シートが貼りだされていて、「好きな言葉」の欄に「領域展開」と書いている子どもがいた。私もよ、と思った。PTA終了間際に自己紹介を促されるくだりがあり、これから一年間、みなさんのことを見守らせていただきますと挨拶をした。みんな黙って話を聞いてくれていて、マジでみんなのこと守るからなという強い気持ちでお話をした。

爆裂PTA終了後はファミマで大盛りの明太子パスタを買って食べ、アイスクリームを食べた。

毎年この季節はSNSに「新入社員時代のやらかしエピソード」が投稿される。「メールの署名欄の意味をよくわかっておらず、住所欄に自宅の住所を記載して送っていた」「会議の議事録で、部長がブチギレたシーンを赤線太字にしたら『J-POPのサビみたいにすな』と怒られた」とあって笑った。

ちなみにわたしもいくつかあるけど書ける範囲でいうと、「寝ぼけてパジャマの上にカッターシャツを着て出社し仕事をしていて、先輩から『今日なんか身体ボコボコやけど大丈夫?』と声をかけられて初めてその事実に気づいた(戸愚呂80%みたいなフォルムになっていた)」と「取引先からの電話を取ったときに、取引先名を同期の名前を聞き間違えて『おっつー!元気でやってんの?相変わらず合コン行きまくり?』と言ってしまった」かな。

今年で勤続20周年になります。表彰されます。

春キャン

  • 2025年04月19日
春キャンプ。道の駅には寄らず、おなじみのNOSE BOXで買い物をしてクラインガルテン能勢まで。ここに来たのは2回目。

ピャッと設営をしてプラモデル(ザクⅠ 黒い三連星仕様)を作ったあと、1時間ほど昼寝。漫画を読んだりゴロゴロしているうちに夕方になったので、タラのガーリックムニエルと、海老と菜の花のレモンパスタを作って食べた。黙々と食べ、後片付けをするとやることがなくなったので、19時半就寝。キャンプ場の利用者は自分以外に、遥か遠くのサイトに2人だけだったので、実質貸切状態だった。

朝はヨチヨチという鳥の鳴き声で目覚めた。焚き火でパンを焼き、コーヒーを淹れてムシャムシャ。9時前には撤収完了。NOSE BOXで妻に依頼されていたでっちようかんを4つ買って、途中洗車場で車を洗って帰宅。

昼から子らのスイミング。泳ぐのがあれほど苦手だった娘がついにクロールで25m泳ぎきっていて感慨深かった。すごすぎる。

夜は息子とスマブラ大会。夜ふかしして23時頃までやいやいやって、布団にバタンキュー。

春きたる

  • 2025年04月16日
いつの間にか春がきた。すみませんが全力で春を楽しんでいます。

先日実家に行った際はボウリング大会をやり、妻には1ピン差で敗北。父母はめちゃくちゃ強かった。

ONE PIECEは80巻まで読み終えた。エースについては、やっぱり死んでしまった。最初はエースについてなんも知らんかったので、エースが死ぬと聞いてもそっかそっか仕方ないよねくらいにしか思っていなかったけど、過去の話なども含めてエースをのことを知っていくほどに、死んだらあかん!になった。エース救出編ではあまりにアツすぎる展開ゆえに、エースが死ぬというのは実はフェイクニュースだったのではと思ったほど。ルフィと一緒にエースを助けに行っているかのような没入感があった。インペルダウンからエース救出に至るまでは奇跡の連続で、尾田ー!(敬称略)だった。

エースが死ぬシーンではしっかり泣き叫んだ。そしてサボがシレーッと出てきて、メラメラの実を食べる展開にも泣き叫んだ。

子どもたちは新学年になり、毎日たのしいお話を聞かせてくれる。それぞれの新しい一年が始まった。

健康診断

  • 2025年03月27日
健康診断。病院では名前ではなく番号で呼ばれた。20番。

各セクションごとに職員の方がいらっしゃって、番号を呼ばれたらそこに行く。聴力検査担当の方の番号の呼び方が独特で、「20番のキティー!(20番の方)」だった。ちょっとキティちゃん呼ばわりされた気がしてうれしい。

特に大きな問題が無かったけど、今年はいよいよ基準値オーバーの豊満な肉体の獲得に成功してしまったので、来年は基準値を切る適正な肉体の獲得に成功したい。

健診後はなか卯で朝食。なか卯まじで最高。朝から張り切って炭火焼親子丼を食べた。

昼過ぎ、スーパーでパンを買おうとしていると小さき命に話しかけられる。話の流れで「たんじょうびはもう来ない」と言うので詳しく聞くと誕生日は4月とのことで、これから来るやん!だった。小さき命はぽかんとしていて、そうか、この子はまだ季節は巡るということを知らないのだなと理解した。きっと来月に誕生日がくるよと伝えると、ほんとに?と訝しんでいた。あまりに尊い。

母親が迎えに来られたので別れを告げた。

この小さき命に、やさしい春が続きますように。

もうすぐ春

  • 2025年03月26日
社員の入っていた寮の退去立ち合いがあった。該当社員はすでに退職しているので、わたしが代理で出席。

引っ越しも終えがらんとした部屋はとてもきれいに掃除されていた。フローリングが所々へこんでいて、家具の大きさなどが伺える。何も残っていないのに、以前の生活者の息吹を感じる。

立ち合いの時間まで30分ほどあったので、ベランダに出た。ガラス戸を開けると、ふわっと春の風が入ってくる。目の前に流れる川沿いには桜の木がズラーと並んでいる。ここら一帯は、春になると見渡す限りの桜が咲き誇る有名なスポット。春が来る度に、このベランダから見ていたであろう桜の花を、どのような気持ちで受け止めていたのだろう。

退去立ち合いは15分ほどで終わった。暑かったのでミニストップでソフトクリームを買って、仕事に戻った。

ワンピ

  • 2025年03月25日
息子は学童にあるONE PIECEのすごろくである程度キャラクターを知っているようで、ジンベエは出てきたのかと何回も聞かれている。今のところ未登場(1巻でシルエットだけ出てたような気がする)で、ネタバレ禁止やでと伝えているのでそれ以上は何も言ってこないけど、間違いなく彼はジンベエというキャラクターを何かしらの理由で好いている。

ONE PIECEは26巻くらいまで読んだ。アラバスタ編が終わり、空島に到着したところ。

謎解き

  • 2025年03月24日
晩御飯に出してくれたパスタがあまりにも美味しかったのでメモ。

初めにお野菜(ほうれん草ときのこ)やベーコンを炒める。そこにバターとめんつゆ、お醤油もちょこっと入れて、最後にパスタを入れてゆで汁も少し入れて炒める。これがまた、とびきりうまい。娘が作ってくれたコンソメスープも美味しくて、命が漲った。

食後は小学校のPTA絡みの書類作成について、妻と大騒ぎをしながら取り組んだ。もろもろのことが引継ぎ書類で日本語でズラズラとたくさん説明されているのに、まるで理解ができない。ある程度暗黙の知識が前提条件として作られたマニュアルらしく、謎解きゲームのように、ひとつひとつパズルのピースを揃えながら、読み解いていく。無事書類作成を完遂した時には得も言われぬ達成感があった。妻とハイタッチ。

ワンピース

  • 2025年03月23日
ちゃんと履修しておいた方がいいのではないかと思い、漫画のONE PIECEを80巻まで購入して、少しずつ読み進めている。やはり人気の漫画ということで熱くて泣けて面白いのだけど、普通に日常生活を送っているだけでもどこかしらで見た覚えのあるシーンやセリフが出てくる度、進研ゼミ的な発見や面白さがある。

いま16巻で、チョッパーが出てきたところ。チョッパーについては、昔に何の知識もないままONE PIECEの映画を観て大号泣したときに出てきたので、知っている。チョッパーの生い立ちやルフィに出会うまでのトナ生(トナカイの人生)がとにかく悲惨で、漫画で読んでまた泣いてしまった。

ルフィたちとセットでよく見るヨホホーと言うガイコツのおっさんと、鼻がオジンガーZ(ダウンタウンのごっつええ感じ)みたいな大男はまだ出てこない。ちなみに、大昔に行ったうどん屋で読んだジャンプの、たまたま開いたページでエースというルフィのおにいが亡くなったので、そのことは知っている。

断片くん

  • 2025年03月20日
フリーペーパー「HOWE」を作っていらっしゃるタテイシさんと、実に12年ぶりの再会。大阪駅付近のスイーツバイキングにて。途中場所を変えて、ノンストップで4時間ほど喋りに喋った。近況報告やお互いの新しい趣味や制作活動について。

タテイシさんには、わたしもフリーペーパーを作っていたときにイベントの司会なども請け負ってくださったりと、本当にお世話になりっぱなしだった。まさにタテイシさんなくして今の自分は無かっただろうし、もろもろの恩人。

また漫画フリーペーパーを作りたくなってきたな。やるしかないな。

沖縄

  • 2025年03月19日
寝る直前、息子が「沖縄で『オーマイガー』は、『あぎじゃびよい』と言う」と言って寝た。

妻がネットで調べたのか「ほんまや」という小さな声を響かせて、数秒後には全員スーと寝息をたてていた。

出前館

  • 2025年03月15日
6時過ぎに起きて、焚き火で直火焼きしたパンにバターを塗って、実にうまい。天気もなんとかもってくれた。食後撤収して、11時頃に帰宅。娘がキャンプ用具を家に運ぶのを手伝ってくれる。

昼から子らのスイミング。夕方雨の中カッパを着て某ハンバーガーショップへ。駐輪場でモバイルオーダーを済ませて店内に入ると、「出前館さんできてます!」と声をかけられる。その後も何度か店員さんが「出前館さん!できてますよ!」と私を見ながら言うので、「すいません出前館じゃないです」と言うと、「じゃあ何者…?」という不穏な空気になった。

お客です。

耳鼻科からのキャンプ

  • 2025年03月14日
有給の朝、花粉症のお薬もらいに耳鼻科に行く。ババ混み。幸い予約をしていたのですぐに案内してくださり、診察は20秒ほどで終了。今年は花粉多いらしい。

最後に鼻のモクモクをしていると後ろで診察を受けているおじいさんが「わし全然花粉症ならんねやけど田舎もんは花粉症になりにくちゅうのはほんまでっしゃろか」と質問、先生は話を合わせるでもなく「そういう傾向にある人が多いのは事実だけど、論文で立証されているわけでもなくエビデンスがないのでなんとも言えない」と言っていて、その一連の受け答えが信頼できすぎる。

帰宅してすぐに車で出発。能勢の杜のテラスでキャンプ泊。サイトが狭くて上手にタープを張れずダルンダルンになり、惨めだった。しばらくテントでふて寝。ドーナツを作ったり、なんやかんや飲み食いしているうちに元気になった。

21時には就寝。入口から一番近いサイトだったせいか、途中猫がテントの中に入ってこようとしたりと比較的たくさんの生き物の気配を感じながら爆睡。

後で動画を見返していると、ドーナツを作っている最中に手を洗いに行ったときに、鳥がドーナツめっちゃ食べてた。

しみじみ

  • 2025年03月13日
いや改めて、先日のドラえもん映画は素晴らしかった。今回は絵世界がテーマということで、オープニングではドラえもんの登場人物が世界の様々な名画の中に入り込んで楽しそうにやっていて、それぞれの名画の画風で描かれたドラえもん達キャラクターを観て初っ端から感動してしまった。あの数十秒だけでも、観る価値は充分ある映画だった。

文芸の日記特集。印象に残った箇所をちょこちょこ。

滝口悠生「記憶のなかでは「退屈」で「平凡」な一日になりかけていた一日が、日記に書かれることでもともとの特別さを取り戻す」、くどうれいん「いまのインターネットは不自然な水面だと思う。松ぼっくりを投げて広がるはずの波紋が、時折鉛のかたまりを投げ込んだように広がるのはやっぱり自然ではないと思う」、梶谷いこ「私にとって「書く」ことは、破壊と再生のプロセスであった」。

岸本佐知子「尻 on fire 日記」にて、自身が太ったことを「太りの発生」や「太りの顕現」と表現していて、積極的に使っていこうと思う。

ドラえもん

  • 2025年03月09日
息子がずうっと楽しみにしていたドラえもんの新作映画が公開されたので、早起きして映画館に行った。ポップコーンとジュースを買って、まあ前回のドラえもん映画では爆睡したこともあって今回そんなに期待はしてなかったけど、びっくりするぐらい泣いた。ベシャベシャに泣いた。

ラスボスがあまりにも強すぎて、やばい敵を召喚しまくりで絶体絶命。そんな状況にも果敢に立ち向かう子どもたち(のび太ほか)の姿に完全にやられてしまった。のび太、スネ夫、ジャイアン、しずかちゃん、死ぬな、死ぬんじゃない、奇跡よ起きろ、そんなことを考えて号泣しながらポップコーンを食べた。息子もスクリーンに釘付けで、手を握るとギュッと強く握り返してきた。

映画が終わっても興奮冷めやらず、あのシーンがよかった、あのシーンは怖かった、など感想を熱く語り合う。どさくさに紛れて、ポップコーンのおまけとしてついてきた記念メダルをもらえないか交渉したけど、却下された。ですよね。

マクドナルドでもドラえもんについて語り合い、いったん帰宅して公園へ。

息子は公園に友達がいるようだけど本人かどうか確信が得られず、その子のまわりをぐるぐると自転車で旋回しながらチラチラ見て確認をしていた。全然知らん子だったらしい。

夜はなべ焼きラーメン。美味しくて、あっという間に鍋はからっぽ。

エキ活

  • 2025年03月03日
某府某所にて撮影。9時集合。雨が降っていたので、駅前のファミリーマートでタオルを買った。

衣裳に着替えて早めのお昼食(お弁当)をいただき、ロケバスで30分ほど移動して、現場に到着して1分も経たないうちにカメラテストがあり本番。トータル5分ほどで1シーン目の撮影は終了し、緊張する暇もなかった。楽屋で3時間ほど待機して、構成に変更があったらしく結局そのままバラシ。なので実働5分くらい。あとはぺちゃくちゃおしゃべりをしてただけ。

エキストラは自分含めて3人で、今日は担当の方もいなかったので、3人でひとつの塊になって動いた。放送されるのは夏頃かな?寒かったけど、衣裳がコートだったのでぬくぬくだった。

移動中は「夏子の冒険」(三島由紀夫)を読んだ。10代の頃に三島由紀夫ばかり読んでいた時期があったけど、ひさしぶりに。恋愛物語であり冒険物語であり、コメディでもある今作品。ええとこの娘である夏子(20歳)が家を飛び出し、まわりの人たちを巻き込んでわちゃわちゃしていく。夏子が一目ぼれした青年である毅は、熊撃ちとして仇討ちに情熱を燃やす。物語がとてもきれいに収束したなと思わせてのラスト3頁で、またまたお話がひっくり返る。起承転結起!という感じで、最初から最後までずーっと面白い。コメディリリーフとして登場する母・叔母・祖母も強烈。

黒川という人物(60代手前の猟友会支部長の男)の登場シーンでは「自分も頭を下げたが、麻の夏背広の上着の内側に、御飯粒が一つくっついているのを見つけて、それをつまんで拾いながら~」と書いていて、こういう書き方で人物描写ができてしまう天才さを改めて感じて慄いた。

  • 2025年02月28日
「呪術譚から、怪奇(怪異)伝説・おとぎ話が問いかけること~わたしはいつ始まり、いつ終わるのか」(片木智年)、「未整理な人類」(インベカヲリ)を読んだ。

「呪術~」では、怪奇伝説やおとぎ話、怪談などをいくつも紹介しながら、それらの仕掛けや内在するテーマ等について解説されている。例えばよくある、異生物種との契りから破滅に向かうような型式<メリュジーヌ>については「超自然なものと人間の出会い、人間との契約、その契約を人間が破る」この3つのモチーフがベーシックなものとされている。

「未整理~」にてインベさんは表現行為のことを「なんだかわからないけど、やらないと自分の人生が成立しない「何か」だと思う」と述べている。その後紹介される様々な表現行為の中で「鉄柱詩」のくだりが個人的には面白かった。街の看板や電信柱になぐり書きされているポエトリックな言葉を追い、その人物像についてプロファイリングしている。

2月もあっという間におしまい。ポチャッコ誕生日おめでとう。

講習

  • 2025年02月23日
早起きした息子と30分ほど散歩して、コメダでモーニング。静かにトーストとゆで卵を食べて、また30分ほどかけて家に戻った。こうして一緒に歩いているときは、子らはよく喋る。学校でのエピソードなんかも、こういうタイミングでピャッとこぼれてくる。ひとつひとつが眩しくて、こちらが尊さを噛み締めていることなど息子はまるで知らず、にこにことスキップをしながらわたしの少し前方を進んでいく。背中をしみじみと眺めながら歩いた。

11時頃にうどんを食べて、本町へ。オフィス街ということもあり、休日の本町はどこの店もやっておらず、街が眠っているようだった。18時まで某資格の更新講習。冒頭で自分の一番幼い頃の記憶の話になって、どこかの時計屋さんで、棒を使って振り子時計の振り子を止めて店員にめちゃくちゃ怒られたことを思い出した。たぶん幼稚園にも行ってないくらいのころの話。そんな話をクラスメイトと話したりして、講習は楽しく終わった。

移動中は最近ハマっている韓国ドラマ「39歳」を観た。タイトル通り40代を目前に控えた女性3人組(めちゃくちゃ仲良し)のヒューマンドラマ。よく食べよく飲み、泣いて笑って恋もして、そして物語は悲しい局面を迎えている。音楽が良いし、出てくる食べ物がめっちゃ美味しそう。

浪花そばで新大阪そばといなり寿司を食べて帰り、帰宅後からあげをもりもり食べた。

A book must be the axe for the frozen sea inside us.

  • 2025年02月21日
仕事を休んで、午前中は図書館やら買い物やらなんやらでママチャリ爆走。キャベツがひと玉258円だった(ここ最近、ずっと700円くらいだった)ので迷わず購入し、おひさしぶりのキャベピーマックスで山のようにキャベツの千切りをこさえる。昼はうまかっちゃん。次回の撮影(エキストラ)についての案内メールが届く。

昼から息子の授業参観だった。「自分の宝物を紹介しよう」というテーマで班の中で発表しあうというもの。息子の宝物は「ちっちゃいロボット」だった。たぶんガチャガチャで買った3cmくらいのRobi(ロビ)のフィギュアのことだと思う。息子の隣の席の子の宝物は「シナモロール」らしく、私も!と思いながら聞いた。

隣のクラスでは「2年生になってできるようになったこと」というテーマで発表が行われていて、「お手伝いができるようになった」「みかんの皮を自分でむけるようになった」「あつ森で20万稼げるようになった」などの自由な意見があふれる中、「お寿司のシャリだけ残す」という発表があって笑いを誘っていた。我が家も息子がシャリを残し気味なので、だいたい回転すしに行くと後半はシャリだけを食べることになる。発表した子の親も同じような経験をなさっているのかしら。

参観後のクラス懇談では、担任の先生から一年のふりかえりと、これからの話。終わってコンビニに行って、娘に頼まれていたカラフルピーチのランダムブロマイドを買って帰った。

夜はとん平焼きとうどんを作って食べて、息子と22時過ぎまでスマブラ。

授業

  • 2025年02月15日
午前中は某資格の更新審査のための授業をオンラインで受講。すでに15時間受講してて、あと32時間分受講しないといけない。ぼんやりと考え事をしながらディベート。画面に表示される自分の名前は本名に設定しないといけなくて、「SWEET労働狼」という感じの名前(実際はちょっと違う)の人がいた。これが本名だったら珍しいし、本名じゃなかったとしても、その名前に至った経緯は何?と思いながら言葉を交わす。授業の終盤、隣の部屋で子らが唐揚げの取り合いで大喧嘩。昼から子らのスイミング。夜は焼き肉。久しぶりにお酒を飲んだ。

「恋人のために命を捨てることはあっても、恋人を捨てることはしない」

これは最近観てハマりにハマっている「もうすぐ死にます」という韓流ドラマのセリフ。人生に絶望し自ら命を絶ったチェ・イジェが、何度も転生しては死んでゆく中でかつての恋人ジスと再会し、生前のデートを回想する。ジスの「私と別れたいと思う?」という問いに対してイジェが放ったのが件のセリフ。アイロンをかけながら観ていて、イジェー!私にも言うてー!と思った。ミスってアイロンがハンガーの上に乗っていたようで、ハンガーがドロンドロンに溶けて焦った。

最初は怖いダークファンタジーものかと思ってたけど、話が進むにつれて切なく悲しく、胸がギューッとなる。怖いシーンやグロテスクなシーンもあったりして万人にはおすすめできないけど、それが平気な人には、超おすすめ。

そんなバナナ

  • 2025年02月13日
お風呂に入った後、娘のクッキー作りを手伝う。と言っても私は生卵の黄身と白身を分ける作業をしたくらいで、あとはひとりでテキパキとやっていて感心。バレンタインデーに友達同士で交換し合うやつらしい。

「めざせ!ムショラン三ツ星」(黒柳桂子)を読んだ。日本にわずか20名ほどしかいない法務技官の管理栄養士である黒柳さんが見つめる刑務所の中の話。バナナを食事に出すのは禁止されていて、何故かと言うとバナナの皮を乾かすとタバコが作れるから。6Pチーズのようなアルミに包まれたものも禁止されていて、これはそのアルミをコンセントに突っ込んで火花を発生させる人がいるから。つまりバナナとアルミがあれば、刑務所の中でタバコをつくって吸うことができてしまうらしい。

基本的には全編通してコメディタッチに書かれているけど、巻末の解説での名執雅子さんの「罪を償った人がもう一度やり直せる社会は、新たな被害者を産まない社会でもあります。」という言葉はいろいろと考えさせられる。

ムーミン

  • 2025年02月07日
「ムーミンパパ海へ行く」(トーベ・ヤンソン)を読んだ。パパの思いつきにより、慣れしたんだ島を離れ海へ出るムーミン一家。灯台のある小さな島にたどり着き、そこで繰り広げられる刺激的で慎ましい日々。オチも大変に素晴らしいものだった。

海へ出たのは夜のことで、ムーミンパパは「夜、旅をするのは世界のなによりもすてきなことだよ」と言う。それに対しムーミンママは「ええそうですとも。ハイキングなら、昼間してもいいけど、ほんとの旅に出るのは夜ですわ」と返す。

別の場面で、ムーミントロールがムーミンママにプレゼントするものが何もないと詫びると、ムーミンママは「あしたという日があるじゃないの」と言う。

ええ会話!と思いながら読んだ。

ハイキング

  • 2025年01月30日
朝は旗持ち当番。ワーワー賑やかにおしゃべりをしながら信号待ちをしていた小学生集団が、ハクセキレイがパタパタっと降り立ってきた瞬間シィンと静まり、約20名が無言で鳥を眺める時間があった。

8時過ぎに任務を終え、リュックを背負って電車で30分、生瀬まで。廃線跡ハイキング。

約5kmで傾斜もなく、自然の中を気持ちよく歩いた。途中でインスタント麺を食べ、川のせせらぎをぼんやり眺めながらコーヒーを飲んだ。

歩いているときは無心になるものだけど、なぜか今日は「甘栗むいちゃいました」という言葉が頭の中を踊った。

「甘栗むいちゃいました」という発言は、事後報告なのか、それとも事前に「甘栗をむきます」と申請した上での報告なのかによって印象が大きく変わる。仮に事後報告だとして、それがむいてはいけない甘栗だった場合は重大インシデントにつながる恐れもあるので、厳重注意をせねばならない。まあ事前申請をした上での報告だとしても、「甘栗むきました」ではなく「むいちゃいました」という言い方についてはちょっと思うところもある。

どうでもいい。

ピャッと帰宅したら14時前。いい気分転換になった。

女二人のニューギニア

  • 2025年01月29日
「女二人のニューギニア」(有吉佐和子)を読んだ。傑作。最初から最後まで、全部サイコー。

有吉さんは、友人(ニューギニアにてシシミンという民族の研究をする文化人類学者)である畑中幸子さんの「あんたも来てみない?」の誘いに乗り、空を飛ぶ。馴染みのあるインドネシアから、世界地図でいうと5センチほどの距離だったので、という軽い気持ちがあったそう。しかしまあ、ニューギニアに着いてからが大変で、命の危機ともいえる状況の連続であるにも関わらず、さすがの筆致で紡いでいかれるのでいちいち爆笑してしまう。

ヨリアピを目前にしていよいよ歩けなくなり、獲物を運ぶときのように棒にくくりつけられて「アイヤッ、アイヤッ」と運ばれていく著者。豪快な畑中さんに、これでもかというくらいに振り回される。

日本から事前に送っていたろ過器を試すも全く役に立たず情けない思いをした時なんかは、「このロカ器の製造会社には火をつけて焼き払うか、爆弾でも仕掛けてぶっ飛ばしてしまうか、この二つに一つしかないぞと私は決意していた」と非常にパワフルな書き方をされていてここも笑う。

ヨリアピからの帰国劇なんかはもう奇跡そのもので、帰国後のバタバタ含めて、ほんとうに有吉さんが無事で良かったと、いつの間にか一緒に旅をしていたかのような没入感があった。

喉の下

  • 2025年01月27日
プールの怖いコーチおるやんか、あの人「首」のこと「喉の下」って言わはんねん、と息子が教えてくれた。

学校

  • 2025年01月20日
明かりを落とした寝室で。教室にCO2濃度計があって数値は通常1,500以下やねんけど、今日興味本位で濃度計に向かって友達と息をハーハーッてやったら5,000になってピーピー音が鳴ったから焦ってん、めっちゃびっくりした、と娘が呟いて寝た。

室町無頼

  • 2025年01月17日
映画「室町無頼」公開日。定時ダッシュで映画館に向かい、初日舞台挨拶付きの上映会に参加。

撮影期間3ヶ月ほど、のべ10回以上エキストラとして撮影に参加させていただいた作品で、公開を心待ちにしていた。大変な撮影回もわりと多かったけど、大泉さんや北村さんは撮影休憩時も気さくに話しかけてくださって、そういう楽しい思い出がたくさんある。甲冑を纏って走り回ったり、殺陣をやったり、切られて絶命したり、アドリブでお芝居をしたり、ピンマイクをつけてもらい人生初のセリフに挑んだりもした。やらせていただいた役は、百姓・行商(水売り)・車借・直垂随身侍(幕府軍)・牢人(赤間隊)役など。

一揆のシーンはさすがの大迫力で、もう自分がどこにいるか探すのも忘れてただただ圧倒された。肝心のセリフのシーンも無事流れて、くすぐったかった。エンドロールに名前が流れ、パンフレットにも名前を記載してくださっていた。

ちなみに人生初のセリフは「どけー!」。リハーサルの時に何度も「もうちょっと声張れますか?」とお直しが入り、本番では腹の底から喉がちぎれるほどの声で叫んだ。

その日帰宅した後の「ただいま」の声が異様に大声になっていて、自分でめっちゃびっくりしたことを覚えている。

Oh no!

  • 2025年01月16日
会社と面談の上で許可をもらったので応募していた大学講師の試験、あえなく不合格。

でもやっぱりやってみたいことなので、またチャレンジしてみようと思う。生きているうちにやっておきたいことは、全部やってしまいたい。

「わからなくても近くにいてよ」(堀静香)を読んだ。歌人である堀さんによるエッセイと日記を収録したもの。親しみ深い語り口で描かれた悲喜こもごも。まばゆい小学生時代を思い出し、現在の状況を「ただその日その日をやり過ごすしかないような、息を詰めて週末を頼りに生き延びるような、その週末さえも怠惰に過ぎ去ってしまうのを見送るだけ」と書いてらして、堀さん、わたしも完全にそれよ、と思う。

あと嬉しい出来事があったときに「泣きながらゴリラのように胸をドコドコ叩きたくなる」と書いてらして、想像してめちゃくちゃ笑った。元気のない時に「腕を組んで目を閉じてしみじみと」松浦亜弥やプッチモニを聴いて自身を鼓舞するくだりも最高。あとがきの最後のひとことも沁みる。

成人の日

  • 2025年01月13日
朝、息子と散歩からの公園。数日前に教えてくれたイエローシーソーモーターミラクルウォーターという技を披露してくれた。

シーソーから飛んで降りるという技で、飛んだ瞬間公園内にシーソーのガタンバンキィー!という音が轟いたので、すごいかっこいい技だけど、いまは早朝やし、まだ寝ている人もいるかもしれないね、今日は一回だけにしておこうねという話をした。

その後に新技オーシャンアタックプラスブランコウォーター(ブランコから飛び降りる、ちょっと危険なので親としてはあまり推奨していない技)を披露してくれ、さらにハテナあおむけスプラッシュウォーターという技(滑り台に寝そべって滑り降りる)も見せてくれて、愛おしさに追い付けない。

息子は、水属性なんかな。

夕方、大学の友人と梅田で食事。2年ぶりに会った。

20年来の友人ともなると、今でも喋っているうちに「あの時のあれはこういうことやったんか」と、過去の点と点が線になる瞬間がある。人生とは壮大な伏線回収なのかもしれない。死ぬまでに全部の伏線を回収したい。

それにしても楽しい食事会だった。お互い長生きしようなと別れた。

仁王立ち

  • 2025年01月12日
夕方イオンに行って、ファミレス→ダイソー→本屋→おかしのまちおか→スーパーといういつもの流れ。前回おかしのまちおかで買った「パチパチいいねキャンディ」が美味しかったのでまとめ買いをする。むかしあった「わたパチ」のパチパチするやつを飴ちゃんにつけて食べるやつ。

おかしのまちおかからスーパーに行くときにパン屋さんの前を通るのだけど、パン屋さんのレジの人が腕を組んで仁王立ちで前方を睨みつけていて、何事と思った。なんか考え事してはったんかな。

どよんび

  • 2025年01月11日
試験に出かける妻を見送り、洗濯機2回まわしからの掃除機ガーガー、専門学校の課題をやったり、オムライスを作っているうちに午前中は終了。

昼寝をしてスイミングに行き、子らのがんばりを見守る。息子は「見てほしい」と言うが、娘は「見ないでほしい」と言う。なので、息子が目の前を通るときは手を振り、娘が目の前にきたらサッと姿を隠す。姿を隠しながら、密やかにガン見。

メルカリを2件発送し、お値下げ要求を承諾し、商品がとっくに到着しているのにいつまでも受取評価をしてくださらない購入者に、限りなく分厚いオブラートに包んだ「はよ受取評価してくれ」メッセージを送った。規模大きめの掃除整理をしたあとはいつも、メルカリに忙しい。以前にも書いたけど、もし自分が情熱大陸に取材されることになったら絶対にメルカリの梱包作業をしている自分を撮ってほしい。シュシュシュっと迅速かつ丁寧に梱包していく自分を撮ってほしい。なんならそのことだけで、情熱大陸に取材してほしい。

夜、風呂に入っている時に娘がダンボール工作をしており、寝る前にそれをプレゼントしてくれた。「竹かんむりを好きになるマシン」とのことだった。マシンのいたるところにハートで囲われた竹かんむりが描かれており、コンセプトが哲学的で面白い。スイッチを押すと、竹かんむりのことが好きになるらしい。

大切にすることを誓い受け取った。

もろもろ

  • 2025年01月09日
年末大掃除の時にブックオフに売りに出した、ダンボールパンパンの書籍やCDの入金があった。2,022円。大半は買い取りできず、まあそんなもんよね。

後輩から仕事中に相談があり、彼女からもらった手袋に穴が空いてしまった、どうにかできないか、ということ。まつり縫いまくり。後輩に笑顔が戻り、小学校の時に家庭科を真剣に受けていてよかった。家庭科でカレーをつくるときに、ひとり予算は500円で、前日までに各自で手分けをして食材を買い出しに行って当日お調理をする流れだったのだけど、当日に同じ班の牛肉担当のTくんが尋常じゃない牛肉(小学生が見ても超高級肉とわかるもの)を持ってきて、なんかすごいカレーができたことがある。あのカレーはうまかった。

室町無頼の公開が迫り、続々と映画に関する記事がネットにあがる。その中の場面写真に、大泉洋さんの隣に立つ自分が写っていた。しかしどうにも自分である確信が得られず、件の手袋修理後輩に写真を見てもらう。どっからどう見ても先輩でしょう、と言われ自分であることが改めてわかる。

自分だけ目つむって、アホみたいな顔で立ってました。

タイムマシン

  • 2025年01月07日
Netflixでドラマ「不適切にもほどがある!」を観ている。タイムマシンもので面白く、毎話ゲラゲラと笑っては、過去に思いを馳せることになる。もしタイムマシンが開発されたら行ってみたい、見てみたい景色がある。

幼い頃、一度祖母がはるばる京都からひとり原付バイクで家まで来てくれたことがあった。携帯電話もない、まして地図アプリもない時代。紙の地図を頼りに、スムーズに行っても原付で1時間以上かかる道のりを、おばあちゃんはどうやって来たのか。どんな表情をしていたのか。同じく原付で並走しながらガン見したい。なんなら地図アプリを見ながら「おばあちゃん!次右折!」って誘導したい。短歌の好きなおばあちゃん、今だからこそお話したいことが山ほどある。会いたいけれど、もう会えない。

仕事始め

  • 2025年01月06日
仕事始め。電車パツンパツン。

夕方、娘を塾まで迎えに行く。家まで歩いて帰る道のり、あまりに寒かったので肉まんをふたつ買って食べた。娘はうまいうまいと食べて、食べ終わった後、ダンスのようなステップで歩きながら、ほら見て息が白くなるよ、と息をハーッとやっていた。

空中に舞う吐息の痕跡がまだまだ小さくて、どうしたって眩しい。

冬休み最終

  • 2025年01月05日
娘は友人と外出。妻と息子と自転車に乗って、えっちらおっちらニフレルへ。tupera tuperaとコラボ中で、ポストカードもいただけてうれしい。

わりと手際よく魚たちを見た後マクドナルドで並んでハンバーガーを食べて、万博公園に行った。イベントもなく閑散としていて、普段は子どもたちがすし詰め状態になる海賊船の遊具で思いっきり遊んで息子も超笑顔。わたし達も超笑顔。すこし移動して奥の方にある遊具でも遊んで、半そでで走り回っていた。わたしはかっこいい枝を探すのに忙しかった。

帰る前に、EXPO'70パビリオンでポケモンGOのレイドバトルが始まったので、息子とがんばった。パルキアという伝説のポケモンを倒し、ぶじ捕まえる。息子はパルキアに「ガンバレ」というニックネームを付けていた。

自転車で移動しているときに、先日公園で身に着けたという技について教えてくれた。シーソーの遊具からジャンプして飛び降りるという技で、「イエローシーソーモーターミラクルウォーター」という技名だそう。そんなに格好いい技名を、教えてくれてありがとうだった。

夕方、娘帰宅。わたしのためにクレーンゲームで光るおもちゃを取ってきてくれて、一生大切にするやつだった。

思い思いの過ごし方で、冬休み最後の一日を満喫。

あけました

  • 2025年01月01日
紅白歌合戦、イルカとB'zがアツかった。

初夢は、当選者だけが招待されるというヒカキンの実家にて開催されるフリーマーケットに行き、ヒカキンと喋るというものだった。ヒカキンとふたりきりになって初めて、あっ、自分はヒカキンを好きな子どもたちのことを好きなのであって、自分自身はそんなにヒカキンのこと好きじゃないのかもと気付いた。気まずい時間だった。

でもせっかく当選したので何か買おうとフリマを物色させていただき、RCチャージャーというラジコンを6,000円で買わせていただいた。正直、高いな…と思った。1万円札にサインをしてくださって、家宝にします、額縁に入れて飾ります、と言うとヒカキンが「だはははは!」と爆笑して、最後にヒカキンと森高千里と河合優実と記念写真を撮って終わる夢だった。何の暗示。

元旦は家でまったり。夕方イオンに行き、ガチャガチャをする。本を2冊買う。初詣のおみくじは大吉。King&Princeのファンクラブを更新。

家族それぞれの今年の目標を紙に書き出す。わたしは、週にひとつは四コマを描く、まめに歩く、二重アゴをなくす。(最後のやつは息子に書き足された)

息子は今日のガチャガチャで入手したRobiのフィギュアに「ハグタ」と名前をつけて、ハグタの枕とおふとんを作って寝かせてあげていた。(ハグタはの名前は、歯車からきているそう)

あとこっそり教えてくれたけど、1月最初の学童保育では特別にベイブレードをやらせてもらえるそうです。むっちゃ行きたい。

ふりかえり

  • 2024年12月29日
7時過ぎに家を出て、駐輪場の更新を経てコメダ珈琲。一年のふりかえりフリーペーパーの仕上げ作業。なんとか今年も完成。

今年の読み納めは「デス・ゾーン」(河野啓)。2018年にエベレストで亡くなった登山家、栗城史多の多くの謎に迫る。開高健ノンフィクション賞を受賞した作品。

栗城さんは同い年ということもあり、当時の様子は気にしていた。彼の登山が徐々にエンターテイメント化していく様、登山家としての技量への懸念、SNSでの立ち振舞など、危ういなあと感じながらも、やはり同い年である好から心の何処かでは、最後には登頂を遂げてほしいという思いがあった。

栗城さんの大学の先輩は「頑張ってください、勇気付けられました、と言われれば、その声に応えたくなるのが人間です。これは外すことのできない鎖を、自分に巻き付けていくのと同じです。」と言う。

何度もエベレストへの登頂に失敗し、最後はプロの登山家が見るとどう考えても無謀なルートを選択した。彼は自ら死を選択し、栗城劇場に終止符を打ったのではないかと書かれている。終盤では少々オカルト的な展開もあり、多くの要素が複雑に絡み合って、彼の掲げるものが一種の呪いとなり彼自身を苦しめていったことが分かる。

仕事納め

  • 2024年12月28日
息子が、わたしの新しいニックネームを考えてくれた。「カオス・ザ・ハンバーガー」とのこと。おもろすぎる。

無事、仕事納まる。午前中で仕事を終えて、マッハで帰宅。新大阪駅は朝方に新幹線が止まっていた(沿線火災)せいで、カオス状態だった。浪花そばの食べ納めをしようと思ってたけど、そこもカオス状態だったので見送り。

帰宅後すぐに子らとイオンに行き、カラフルピーチのガチャガチャをする様子を見守る。半年ほど前まではカラフルピーチと言われても誰?という感じであったけど、子らとカラフルピーチの動画を観るうちに、なるほど感じの良い若者たちだなと思うようになり、カラフルピーチを応援する子らを応援している。ガチャを終えたふたりとも、とてもいい顔をしていた。

夕方、鶏肉のさっぱり煮と中華スープを作る。このさっぱり煮、しょうゆ・酢・みりんを1:1:1の割合で入れて煮るだけなんけど、みりんを切らしていたので料理酒と砂糖でみりんもどきを作ってお調理した。調合したものの味がすごく微妙だったので、すんまへんという気持ちで食卓に並べると子らからどえらい好評で、一瞬で無くなった。食べてみるととても美味しかった。二度と再現できない味。

今日で配信終了となる「放課後カルテ」の6.5話と7.5話を観て感想を語り合って寝ました。

メリーネコミマス

  • 2024年12月26日
頭痛により2年連続の寝込みクリスマス。

子どもたちには無事サンタさんが来てくれたそうで、娘はヘッドホン(ええやつ)、息子はカイオーガのぬいぐるみとアニアのテリジノサウルス。サンタさんへの手紙によるとテリジノサウルスは茶色のやつで、すでに廃盤商品のよう。サンタさんは廃盤商品にも対応してくれるんやな。

さっそく娘は自分のスマホとヘッドホンを同期させて音楽を聴いていた。音楽を聴きながらこっちを見るので、どうせ聞こえへんやろと思って「大好きよ」と愛を伝えるとオエッという顔をしていた。ヘッドホンを装着していただけで、音楽は聴いていなかった。

ちなみにわたしにも、ずっと欲しかったジムスナイパーⅡのプラモデルが届きました。こちらはサンタさんではなく、駿河屋さんから。

生活について