生活について

平日

  • 2024年04月26日
5時起床→ランニング→朝ご飯→洗濯→メルカリ梱包→出社中に発送→会社(GE・KI・MU☆)→帰宅→晩ごはん→風呂→アゴのラインを復活させるためのマッサージ→就寝。平日はこの繰り返し。

今日は上記ルーティンに加え、朝6時にかわいいくまのぬいぐるみを通販で購入した。未来に楽しみなことはなんぼあってもいい。

おそらく孫のおさがりであろう、どこかの高校の通学用ヘルメットをかぶって自転車で爆走するおじいさんを見た。SDGsおじいさんだった。そういうわたしは、妻の前職のジャージをもう5年以上着ている。

息子に好きなひらがなについて聞かれる。昔から変わらず「む」です、と答えた。自分の名前の一部でもあるし、なんといってもフォルムが良い。まっすぐ下にいくと思いきや一回ぐるんと回ってからカーブを描いて最後キュッ!と上に上がって、それで終わりでもいいところを最後の最後にチョンって点をつけるサービス精神旺盛なところも好き。

息子はというと、「し」だそう。「し」もシンプルで好きよと伝えると、ちゃうねん、「シャチ」の「し」やから好きやねんとのこと。

すべり台

  • 2024年04月18日
平日のひとり休み。黄砂で空気が汚染されていると注意報が出ていたのと昨日の疲れもあって、遠出をするのはやめた。

掃除洗濯を済ませたら、りくろーおじさんの店に行く。個包装の焼き菓子を手当たり次第買う。そんで近くの激安スーパーLAMUに行く。肉やら298円弁当やらを買う。近くの公園に移動して、誰もいないことを確認したうえで、フリーフォールというほぼ直角のすべり台をすべり落ちる。わざわざYouTuberが撮影に来るほどのすべり台で、以前家族で来たときはたくさんの子ども達が遊んでいるということもあり、挑戦できなかった。もう何年もそれが心残りで、今回やっと達成できた。感想は「内臓が全部口から飛び出そう」だった。

冷静に考えると、40代のおっさんがひとりで無言ですべり台をすべっている光景ってシュールですよね。

帰宅してLAMUの弁当を食べて昼寝してたら子らが帰宅。アイアンリーガーを観ながらカレーを煮込む。現在20話ほどまで進んで、ようやく全員仲間が揃って物語が大きく変わっていくところ。

すべり台で腰を痛めました。

酔っ払い

  • 2024年04月17日
仕事の後いったん帰宅して、すぐに家を出た。阪急に乗って40分、21時京都河原町駅集合。

集まった20人あまりのエキストラが、道にズラーッと並べられる。時おりスタッフの方がきて「はい、次はあなたとあなた」といった具合でピックアップしていく(わりとよくあるパターン)。こういう時、たいてい売れ残ってしまう。頭の中ではずっと「ドナドナ」が流れている。選ばれしエキストラの背中を何度も見送る。2時間後、やっと自分にも出番がきた。

酔っぱらい役だった。街中でゲリラ的に撮影していたため、ハァ~ええ気分やわ~アヘアヘ~とフラフラ歩いていると本物のキャッチの人が「次は飲み系、キャバクラ系、どっちっすか。いい店ありますよ!」と声をかけてきた。ちゃんと酔っ払いに見えてたかな。

そのシーンで終わりかと思いきや、ある路上ライブを見守る会社員をアドリブで演じるシーンが追加された。どんな表情をしていいかわからず、笑っているときのバカリズムのような顔をしてライブを見守った。途中で手に持ったスマホをポケットにしまうといった小芝居をした。むちゃくちゃカメラが寄りでわたしの顔を撮っていた瞬間があって、こんなん誰にも見せたことがないでというほどに優しい笑顔をストリートミュージシャンに向けた。たぶんしわくちゃの梅干しみたいな顔になっていたと思う。このシーンで、この映画についてはエキストラ終了。

待ち時間に読んだのは「破滅」(毎日新聞社会部編)。昭和54年に三菱銀行でおきた事件の鮮明な記録と、犯人がいかにしてこの凶行に駆り立てられたのか、人生を追っていくもの。

終電で茨木に帰り、ちゃんぽんラーメンを食べて寝た。不健康。

  • 2024年04月16日
よく電車とかで犬や猫を運ぶリュック(うしろが透明の窓みたいになってて顔が見えるやつ)を見るけど、今日はそれのインコバージョンを見た。リュックの中に突っ張り棒みたいに棒が渡してあって、そこにインコがとまっている。わたしの顔を見て「アーッ!」と叫んでいた。知り合い?

昨日エキストラで参加した某映画、明日の夜も参加することになっている。原作の小説を持っているので、自分の出演シーンに付箋を貼った。帰宅後、明日のシーンの自分のお芝居を家族に見てもらった。全力で駆け抜ける出演者と駅ですれ違う会社員役。少し驚いて振り向く、というお芝居なんだけど振り向き方が不自然!顔がイキってる!怖い!と真摯な意見を賜り、娘とああだこうだいいながら、演技を固めていった。たぶん、というか絶対、娘の方がお芝居が上手。

寝る時に雷が鳴っていたので、ピカッと光ってから音がするまでの時間を子どもと数える。落雷地点までの距離は、雷が光ってから音が聞こえるまでの時間(秒)に340mをかけたものなので、1回毎に距離を計算する。

だいたい2kmくらい離れたところに落ちていた。

エキストラ

  • 2024年04月15日
午前中は会社で仕事、午後から某市に移動して某映画のエキストラ。大学職員役だった。

この設定上の大学を受験した経験がある。高校の友人とこの大学に向かうときに「淡路」という駅を通過して、地理感ゼロメンバーだった私達は「間違えて淡路島に来てしまった」とパニックになった思い出。

結局別の大学に進学したものの、軽音楽部のライブでこの大学最寄り駅のライブハウスに何度か来たことがあり、ライブの待ち時間に楳図かずおの「洗礼」を全巻買ったブックオフは、まだ残っていた。

14時集合で撮影が始まったのが16時半頃。それまで現場近くの駐車場に置いてある椅子に座って待機していたんだけれども、駐車場の契約者には知らされていなかったのか、駐車場にたむろしている我々や関係者にブチギレた契約者の方がマリオカートでキノコを使った瞬間のようなスピードで駐車場に突撃してきて駐車しはるので、その度マトリックスのような動きで椅子を持って車をかわさなければならなかった。恐怖待機時間だった。

自身の出演シーンのトータル撮影時間は5分ほど。「ごっそうさん」とマスターに声をかけて喫茶店を出ていき、出演者とすれ違うというもの。小道具は自身で準備する必要があり、夏設定ということで100均一で扇子を買って臨んだ。「OSOUMEN」と謎のキャッチコピーが書かれた扇子だった。

待機時間は「野火」(大岡昇平)を読んだ。戦時中の話で、敗戦濃厚なフィリピン戦線で結核になり部隊を放り出された青年が、孤独に生き抜き、もはや生きているのか死んでいるのかすら分からないほどに壮絶な体験を繰り返してゆく。奇跡的に他の部隊の人たちと合流したときには「私は再び私ではなく我々になった。」と語り喜びを噛みしめるも、すぐさま絶望的な目に合う。仲間から猿の干し肉といって与えられた肉は、実は…。

トトロ

  • 2024年04月13日
天気の良い一日。4時に置きて1時間ほど散歩。洗濯2連発からの掃除機、部屋の整理、プランターの土を整備、ベランダを洗う、ドンジャラ、オムライスをつくって食べ、思いっきり昼寝。起きて子どもらとスイミングに行き、スイミング中にポケモンGOでメガヘラクレスを5匹つかまえて、はま寿司で寿司を食べイオンに行き、野菜とラベンダーの種を買った。風呂に入る前に娘の化粧練習のモデル。聖飢魔IIみたいになった。よく動いた。

小説版「となりのトトロ」(原作:宮崎駿・文:久保つぎこ)を読んだ。

映画の同作が子どもの頃からずっと好きで、この先も一生好きな作品なんだけど、なんというか映画にはなかった細かい描写が小説で補完されていたりして、よりトトロ愛の深まる本だった。ちなみに映画の序盤、引っ越した日にサツキが薪を焚いてお風呂をわかすシーンがあるのだけれど、小説ではあの火を起こすときに勘太がサツキに火起こしの指導をしている。

サツキ達が引っ越してきた家は、もともと結核を治す病人のために建てられた家だった。大垣のおばあちゃん(映画でカンタァー!と叫ぶおばあちゃん)が若い頃に女中をしていた家の奥様が肺病にかかり、この家で療養していたそう。20年以上も前の話。

ちなみにトトロのにおいについては「ちょっと気持ちのよい匂い」と書かれている。「鼻にツンとくる枯れ草のような、いや枯れ草よりは重くてかたくいにおい。わらたばやヨモギ、ドクダミやハッカ。あまいクローバーやにがいヒメジオン。そんなものがごちゃまぜになったような不思議ないたいにおい」とある。

そして小説版では迷子になったメイをネコバスに乗って迎えに行くシーンがまったく違った。ネコバスはいったん病院に行き、サツキに母親の姿を見せて次は家に戻る。その途中でメイを見つけるのだけれども、そこで止まるわけでもなくぶっ飛ばしていく。窓からサツキが大声で、迎えに行くからそこで待っていなさいとメイに叫ぶ。メイはその声を聞いて安心したのか、おままごとをして待っていた。

そして最後の最後は、母親が退院して初めてサツキ達の家にやってくるシーンで締められている。

同じタイミングで買った「もののけ通信」(山岡有子編)では、トトロを観た水木しげるが感想を寄せていた。

4月もろもろ

  • 2024年04月11日
4月、会社の仕事が忙しすぎて余裕なし。桜を楽しむ時間もなかった。漫画もいっこも描けていない。

最近読んだ本。

「一寸先の闇」(澤村伊智)…ホラー短編集。「名所」の最後のオノマトペがトラウマすぎる。

「民族のこころ」(高取正男)…生活文化の変遷から日本的思考を探る一冊。特に旅の価値観の変遷の箇所が個人的に面白かった。昔は(それこそ電車もない時代)、家を出た時点で旅が始まっていた。目的地までひたすらに歩き、または馬に乗り、時間をかけて目的地に向かった。何度か宿に泊まりながら向かうので、そういう道には宿や休憩所がたくさんあった。現代は移動手段の変遷とともに、移動は単なる移動に過ぎない。旅が目的地に着いてから始まる。
あと、汽車について。川の流れに沿って走っているときは窓を開けてよい。川の流れに逆らって走っているときは窓を開けてはならない。なぜなら、流れに逆らうとはすなわち登坂を走っているため、汽車に負荷がかかり煙モクモクの量が尋常じゃなくなる。そういうタイミングで窓を開けると汽車の中が真っ黒になる。なので汽車に乗る人達には、窓から景色を眺める習慣があった。

「しっぽの殻破り」(福徳秀介)…ジャルジャル福徳さん2作目の小説、短編集。1作目の「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」が良すぎたので、期待して読んだ。しかしまあ、普段はあんなに面白いコメディをやっているとは思えないほどにロマンチックな文章。表題作が特にキュンキュンだった。

あと読んだのは仕事関連の本数冊と、漫画「呪術廻戦」「僕のヒーローアカデミア」「SAKAMOTO DAYS」「魔々勇々」それぞれの新刊など。アニメは「疾風!アイアンリーガー」を観ていて、10話ほど進んだところ。

子どもたちは新学年が始まった。息子は、その日に習った漢字を教えてくれる。おとといは「風」、昨日は「読」、今日は「言」だった。娘のクラスには転校生が1人いて、その子が自分より絵がうまくて、ライバルになりそうやわと言っていた。

それと先週試しに家族でドンジャラをやってみたら大いに盛り上がり、我が家では空前絶後のドンジャラブームがきている。ドンジャラを家族でやることが、家族としてのひとつの到達点だなとずっと思っていたので、しみじみとしてしまう。

そして我が家で使っているドンジャラは1988年製の「3丁目のタマ」のやつなんだけど、なんと息子の新学年の漢字ドリルと計算ドリルの表紙も3丁目のタマで驚いた。現役なんかい。

ちなみにわたしの推しは、ベー(黒ネコ)です。

年度末

  • 2024年03月31日
年度末ドッタンバッタン。インフルBで寝込んだ。ドラゴンボールの敵に出てきそうな名前の薬(ゾルフーザ)を2錠飲んで寝て寝て寝た。寝転んで上を見ると天井にタランチュラみたいなシミが見えたものの、しんどすぎて真相究明できないまま不安な時間を過ごした。(回復後に見ると、天井照明の影だった)

寝ている間に届いた浪漫堂のプリズマンのフィギュアが思っていた以上に大きく、手がちょうど新生児と同じだった。超人強度5200万パワーの新生児だった。一瞬起きたときに大奥の最終回を観たけど、しんどすぎて(体力的に、内容的にも)ほとんど記憶なし。なんとなくみんな幸せに暮らしているエンドだったような気がする。大奥については途中の、お品と貞之助のハッピーエンドが約束されなくなった時点で、気持ちがスーッとしぼんでしまった印象です。

復活間もなく3月締切の原稿を気合いで終わらせる。息子と散歩に出る。桜の花びらがたくさん落ちていたので、息子と思わず顔を見上げる。桜が咲いていた。息子が拾った花びらを両手に包んで、そのまま公園を4件はしごした。

ゴジラ-1.0アカデミー賞受賞。鳥山明さん、TARAKOさんが亡くなられた。和牛、ハイツ友の会、尼神インター解散。嵐のように3月が過ぎ去り、いよいよ4月。バッチコイ。

さようなら肉まん

  • 2024年03月26日
夕方ローソンに行くと、肉まんの什器が撤去されていたので強制的に今日から春です。

ほんまそれ

  • 2024年03月25日
遅ればせながら大奥第10話を観た。お品も依然としてアレだし、お調子キャラの猿吉もどえらい悲しいことになってしもうて、どこに救いを見いだせばよいのでしょうか?とフジテレビに投書したくなる。登場人物が全員ずっと辛い思いをしている。全然許すから最終回で「…という長い夢を倫子は見ていました。目を覚ますとそこには笑顔の上様が。『寝顔がかわいいなと思い、ずっと見ておった』と言う上様に『いやん、恥ずかしい』と頬を染める倫子。大奥も夢と違い実際は全員仲良し、みんなハッピーで~す!イエ~イ!大奥、サイコーッ!」で終わってくれへんかな。

娘が眠る前にこちらを振り向いて「この人生は一度きりだから、大切に生きようと思う」と呟いて寝た。

映画夢

  • 2024年03月24日
映画の中の世界にいる、という夢を見た。

スタジオで友人のバンドの新曲(「柑橘」というタイトルだった)を聴いていて、曲が終わったあとにわたしが「この曲のタイトル、グレープフルーツがいいんじゃない?」と言うところから始まる。わたしのセリフが終わるのにかぶせて空から爆音でギターのリフが聞こえてくる。わたしは、あっ、もうこんな時間、とスタジオを出て職場まで自転車で向かう。その間、主題歌が爆音で流れている。サビの部分で目の前の空中に巨大な「柑橘」という文字(おそらく映画のタイトル)が表示される。反転文字だったので、おそらくカメラは自分の正面向かい側にいる。

とここで強い風が右側からブワッと吹いてくる。自転車が揺れてオトト、となる。右側を見る。ウルトラマンティガが巨大怪獣と戦っている。街の人々は自分の方に向かって走って逃げてくる。わたしは人々が逃げてきた方向に、淡々と自転車を進める。ティガがパンチやキックを繰り出すたびに空気を切り裂き暴れた風が吹き荒ぶ。

劇場版ウルトラマンティガの世界か、と思ったけど、いつまでたってもカメラは自分の方を向いているのでどうやら違うっぽい。普通に会社に行き、普通に仕事をする。たまにビルがビリビリと揺れる。こんな時でもUberEatsは普通に配達をしてくれる。サンドイッチを受け取りながらウルトラマンの方を見て配達員と、また今日もやってはりますなあという会話をする。

ウルトラマンと怪獣が日常的に戦う街で暮らす人々の生活をとらえた映画らしいことが、だんだん分かってくる。

サンドイッチを食べながら、さっきスタジオで一緒だった友人にLINEを送る。「さっきの曲のタイトル、やっぱ柑橘がいいと思う」

そのLINEは、数日経っても既読にならない。

ウルトラマンの戦いに巻き込まれて命を落とす人も少なくない世界に生きている。もしかしたら友人も…という可能性を、わりと淡々と受け入れている。

というところで、目が覚めた。夢の内容をここまではっきり覚えているのも珍しい。いつかこの夢の続きを見られたらいいけど。

土曜日

  • 2024年03月23日
「あなたのなつかしい一冊」(毎日新聞出版)において、「楼蘭」(井上靖)を選出した長倉洋海の文の書き出し。「高校の図書館、午後に陽だまりができる場所があった。そこでぼんやりするのが好きだった。」、書き出しとしてあまりに良すぎないか。

「ホモ・ルーデンス」を紹介した為末大さんは、夢中になる条件として「強制されずに自発的であること」と「意味を求めすぎていないこと」と書いていらした。最後に何かに夢中になったのは、一体いつだろうね…と感傷的になってみたけど、あれだ。先週ロックマンXを3日かけてクリアしたとき、めっちゃ夢中になってたわ。波動拳のパーツも入手してシグマ(ラスボス)を一撃で倒してたわ。子どもにゲームやってるときの顔が怖すぎるって言われたわ。ゲーム機封印しましたわ。

朝のうちに原稿を仕上げて送信。とりあえず今月締切分はあと2つ。昼からは子らの水泳教室テストの日。努力むなしく、ふたりとも通過ならず。またがんばろうぜと、帰りにアイスクリームを買った。ビーフシチューを煮込んで早めに夜ご飯を食べて、子らとゲーム大会。珍しく2人とも今日はパピーの布団で一緒に寝るということで、子らに挟まれて棒のような状態で就寝。

幸せな棒でした。

ワークショップ

  • 2024年03月22日
大阪中之島美術館×graf主催のワークショップ、ナッカキッズコミュニケーションプログラム session 6 「空想を写す by グラフようちえん」開催日。講師の引き合いをいただいてから今日まで、あっという間の2ヶ月だった。満員御礼。この上なく清々しい天気。

10時過ぎから子どもたちが集まり、10時半スタート。集まってくれたのは小学校3年生~6年生の子ども達15人。iPadで写真を撮って、お絵描きをして、最終的に4コマ漫画をつくってもらうプログラム。午前中はタブレットの使い方と、漫画づくりの練習。お昼ご飯を挟んで、午後からはいよいよ四コマづくり。竹之内さんをはじめとするgrafの皆さんにサポートしてもらいながら、素直で情熱的な子ども達と向き合った。完成した作品を前で発表してもらって、14時半ちょっと過ぎに終了。大変に楽しいワークショップだった。子どもたちとコロコロコミックの「運命の巻戻士」トークができたのも良かった。あの漫画はおもろい。

完成した漫画作品たちは、後日美術館内で展示してくださるそう。大阪中之島美術館では現在モネの作品が展示されている。モネの作品と同じ美術館で同時期に展示されるだなんて、いやはやすごい経験やね。

帰宅後、息子が昨日見たという怖い夢の話を聞かせてくれた。サングラスが落ちとって、それをおめめにつけたらママがアンドロイドになってしまって、ママのおめめが水色になってて、そのおめめでジーッと見てくるから怖かった。逃げたら遠くからまだ水色のおめめのママがこっちを見てて怖かった。サングラスをはずすと普通のママに戻った。という夢だった。アンドロイドって、ほんまにおるん?と聞くので、おるかおらんかは知らんけどパピーは一回も見たことないよ、と言うと安心していた。

寝る前に「今日は怖い夢や嫌な夢を見ませんように」とふたりでお祈りをしてから寝た。

春の嵐

  • 2024年03月20日
風が強い日。

早起きをして24時間営業の某Mにて作業。大阪中之島美術館で金曜日に実施するワークショップのチャートシートとざっくり進行まとめ、別件で依頼いただいている漫画の下書きからペン入れまで、それから別件のアイデア出し、別件の別件のラフ作成。3月はめっちゃ忙しい。7時半頃から家族連れがちらほら入店するようになったので、作業を切り上げて帰宅した。

帰宅後、洗濯やらなんやかんやしてから子どもの宿題監督をして、少しゲームをしてからブロンコビリーに行った。妻もわたしも子どもたちも初めてのブロンコビリー。響きが良すぎるブロンコビリー。ブロンコビリーに大いなる希望をもって入店した。

ブロンコビリーではハンバーグ2個と牛肉の塊を食べた。ブロ後にイオンに行って、お菓子のまちおかで叩き売りされていたキン肉マングミをすべて買い占めた。キン消しがキーホルダーになっているやつが付属している。推しのチエノ輪マンが出た。

寝る前に娘が社会のまとめノートをしていて、関西国際空港と大阪港についてまとめる様子を見守った。貿易の実績について、輸出輸入量(重量)は圧倒的に大阪港が多いのに、輸出輸入額(金額)は圧倒的に関西国際空港の方が多い、というグラフを見て、んんーなんでこうなってんのか分からんと悩んでいた。船でものを運ぶと壊れやすいものは駄目になっちゃうから、精密機器とかは飛行機で運ぶことが多い。なので重さは軽いけど金額が大きいものを運ぶ機会が多いのが空港なんちゃいまっか、という話をした。娘はおお!と納得して、一気にノートをまとめていた。

なんかめっちゃ親子っぽさのあるやりとりだったなとしみじみしながら寝た。

しゅんまつ

  • 2024年03月17日
大奥はお品純愛フェーズから、目を覚ませお品フェーズに移行していて、ヒヤヒヤしながら観ている。あと2週くらいで終わる予定なのに、お品は大丈夫なのですか。

土曜日は3カ月に一度定期的に通っている歯医者の日。虫歯になった瞬間に抜きますねと言われている歯が虫歯になっていないかを確認してもらう恐怖の日。

毎回んーという表情でその歯だけ入念に点検をしてくれるので、本当に怖い。毎回この瞬間は、もう二度と甘いものは食べませんから、二度と、二度と、だから見逃してやってくだせえ、ちょっとした虫歯なら見逃してくだせえ…と震えながら祈る。結果は、まあ大丈夫でしょうということだった。

歩いて家まで帰る。今日はポケモンGOでポケモンを200匹集めないといけない日だったので、朝から積極的に歩いた。

日曜日は午後から、雨上がりの街中を娘と散歩した。家にいるときよりも、こうやって一緒に散歩しているときのほうが、いろんな話を聞かせてくれる。学校の話や推し(カラフルピーチ)の話、ゲームの話。

全部、まぶしいエピソードだった。

大奥の話

  • 2024年03月08日
大奥観ました。

まあ、あの、お品と貞之助の話になるわけですけどね。なんか話の流れ的に、お品の胸の中で貞之助はずっと生きている…みたいな展開になったのが!ちょっとふたりの恋を見守ってきたわたしとしては納得いかへんのです。ふたりが生きて、手を取り合って、いろいろあったけど大変やったね~と言いながら笑顔になれて初めてハッピーエンドと言えるので、その展開が無さそうなので落ち込んでます。

もうね、「ドッキリ大成功」の看板を突然お品がテッテレーと出して、視聴者に向けて「全部ドッキリでした!わたしと貞之助さんは幸せに暮らしていまーす!」とか、そういう展開に一縷の望みを賭けるしかない。

そんな大奥最新放送回にエキストラとして出演させていただきました。

毎週心を揺さぶられている作品の中に、エキストラとはいえ自分がいるのは不思議な気持ちです。幕臣役で将軍様ひれ伏しながらに「ハハー!」と言わせてもろてます。ありがとうございました。

戦隊

  • 2024年03月06日
爆上戦隊ブンブンジャーを観た息子が、次の戦隊を考えていた。海釣り戦隊サカナオージャーと、ゲーム戦隊ニンテンドウジャー。どちらも趣があって良すぎる。

サカナオージャーは設定画まで描いていて、魚類のロボが合体して戦隊ロボになる。武器がダツだったり、敵は海洋ごみでできていたりとなかなか細かい。

やっぱりナレーションはさかなクンさんかな。大間のマグロ漁船ドキュメンタリに出ている人たちにもゲスト出演してほしい。長年サンテレビで釣り番組をやっているオール阪神師匠にも出てもらわなあかんな。関係ないけどキジー(異様に陽気なYOU TUBER。通称、沖縄ターザン)にも出てほしい。戦隊玩具だけじゃなくて、タイアップで釣り用品も出せそうやし、結構ヒット要素が多いのでは。

ニンテンドウジャーの方は、ちょっとライセンス的に厳しそうやねという話をしました。

  • 2024年03月03日
朝起きてブンブンジャーを観る。初回から主役の子が良い演技をしているな、と思った。

風がとても強かったので、息子をしつこく凧揚げに誘う。昼食後ようやく一緒に公園に行くことを了承してくれたので、張り切って公園に行く。グングン上がって小さくなっていく凧に息子は途中から恐怖を感じていて「もうやめて」と言い、それでも凧揚げを続けていると遠くに走って逃げていった。これ以上やると息子に嫌われそうだったので、速やかに凧を回収した。

安心した息子が駆け寄ってきて、そういえば去年の夏にここでパパと蝉取りしたね、楽しかったね、とにこにこしていた。また絶対今年も蝉取りしようぜと契りを交わした。

ターザンロープを50回くらいやって帰宅。

夜、息子LaQでつくったオブトサソリとタランチュラを戦わせていて、オブトサソリの必殺技は「ぐりぐり落とし」、タランチュラの必殺技は「スーパーぺちんぺちん」だと教えてくれた。タランチュラは関節があまり強くないようで、スーパーぺちんぺちんを繰り出すと脚が取れる。諸刃の剣だった。

ぐりぐり落としとスーパーぺちんぺちんの激しい攻防を静かに見守り、オブトサソリを勝利を見届けたあと、お品のことを思い出して切ない気持ちになり、そのまま就寝。

アンハッピーセット

  • 2024年03月01日
爆走5時マクドナルド突撃おじさん。誰もおらんやろと思ったら、同じようにハッピーセットのカービィを買い求める人でごったがえし、店の外まで長蛇の列だった。しかもこの事態をお店も想定していなかったようで、店員2人でオペレーションをしていらした。完全にお店もお客もパニック状態でピリピリしている。ぜんぜんハッピーじゃない殺伐とした空気の中、暗い顔をした大人がハッピーセットを注文するという異様な状況だった。

娘のクラスメイトの保護者がいたので、モバイルオーダーで注文し、店外からスパイのように注文状況の掲示板を睨む。自分の番号が表示された瞬間サササッと店内に突入し、顔を伏せたまま商品を受け取り退散した。

幸いモバイルオーダーができたため、わたしは列に並ぶ必要はなかったものの、それでも注文してから商品を受け取るまで30分以上かかった。子どもたちの笑顔も見られて安心。

家を出る前に娘が「ちょっと待って!」と駆け寄ってきて、化粧品のフタをしめる音を聞かせてくれた。パチンと、確かにとても良い音だった。

日中はずっとお品(大奥)のことを考えながら仕事をした。昼休みにTVerで昨日の大奥のお品と貞之助の別れのシーンを観て、再び大号泣。あの時出会わなければ、あの時◯◯していなければ、あなた(お品)にこんなに悲しい思いをさせることはなかった、というようなことを貞之助(超男前)が泣きながら言っていて、貞之助!と心の中で叫びながら会議室でわんわん泣いた。お品もお品で、誰かを愛することなど、また誰かに愛されることなど想像していなかった人生に、あなたは彩りを加えてくださいました、これからも夕日を見る度にあなたのことを思い出します、と泣きながら言っていて、お品!と泣いた。

帰り道はTVerで大奥の現場密着番組を観て、お品(正しく言うと、お品を演じる西野七瀬さん)がにこにこと笑顔でお昼ごはんを食べていらして、幸せそうな表情が見られてほっこりした。

カービィのハッピーセットは今日の昼前には全国的に売り切れになったそうです。

泣きまくり

  • 2024年02月29日
会社の送別会。皆が二次会に向かう中、マッハで帰宅。なぜなら明日は4時半には起きてマクドナルドのハッピーセット(モーニング)を買いに行くという使命があるから。

マッハで帰宅しながらドラマ「大奥」を観て、びっくりするくらい泣いた。これまで主人公の倫子が様々な苦境に立たされてきてウウッとなりつつも、まあドラマの話ですからねと割り切ってきたけれど、今回はお品が!お品が!貞之助が!ウワーッ!(大号泣)

なんのこっちゃな人のためにちょっとだけ解説すると、将軍である徳川家治(亀梨さん)のもとに貴族出身の倫子が嫁ぐわけですが、もう大奥にいるいろんな人から嫌がらせを受けまくるわけです。その倫子をいつ何時も傍で支え続けてきたのがお品という女性。もうね、お品は将軍家に倫子が嫁ぐ前から傍に仕えてきたんです。忠臣でありマブダチなわけ。ひたすらに倫子のために仕えてきたお品が、ふとしたきっかえで貞之助(どえらいイケメンの料理人)と知り合い、淡い恋心を抱いてしまうわけですよ。ほんでなんやかんやあって二人はええ感じになるんですけど、そのお品と貞之助の仲を引き裂く悪い連中が出てきたわけです!許せない!

もうね、お品は倫子のこともあるので身を引くしかないわけですけどね、そのシーンが涙なしでは観られない!お品が!貞之助が!ウワーッ!

来週の大奥も荒れに荒れそうだし、情緒が乱れまくり。

忍者

  • 2024年02月28日
クジラの肉は黒っぽくて、そいでもってそんなに固くなかったとのこと。子らが給食でクジラを食べている中、おとうちゃんはまたインドカレーに行きました。本当にいいお店なんだけど、辛さが日によってまちまちで、今日は史上最高レベルの辛さで口に含んだ瞬間頭蓋骨が吹き飛ぶかと思った。

今日5時間目にすごいことあってん、授業中に鉛筆のキャップ落としたら床でバウンドして、最後まっすぐ立ってん、すごすぎて時計見た、2時20分やった、あれは歴史的瞬間やった、と娘が寝る前にぽつりと呟いた。単純にすごすぎる出来事だし、思わず時計を見たというのもなんとなく分かる。話してくれてありがとうすぎるエピソードだった。

そんな娘がハマっているのは、生活音のYou Tubeだそうで、特にお化粧品のフタを開けたり閉めたりする音のやつがいいと言っていた。家にある妻のお化粧品を持ってきて、ひと通りパチンパチンしたあと、「やっぱりええ値段のやつはええ音がするわ」と言っていた。

アンダーニンジャのアニメ全12話を観た。コミックを集めるのを途中でやめてしまっていたので後半は知らんエピソードだったし、何より終わり方が衝撃的すぎてすぐにアニメの続きの巻を購入。しかし忍者というものには、いつまでたっても憧れというものがある。

子どもの頃に親戚の家で読んだ忍者の本には「敵の肋骨の折り方」というイラストがあって、それが怖すぎて忍者になるのをあきらめた。大人になってから友人と忍術村なる、忍者の免許を発行してくれる観光施設に行ったこともある。

クジラ

  • 2024年02月27日
明日の給食でクジラ料理が出るらしく、魚好きの息子は何クジラなのか気になって仕方がない様子。いろいろ調べてみたけれど、セミクジラ?かザトウクジラ?説が濃厚。初めて食べるクジラ、とても楽しみらしい。いいないいな。

そういえばわたしもクジラは食べたことがない。過去に給食で食べたことがある娘いわく、めっちゃ固いとのこと。いま抜けそうになっている奥歯があり、固いクジラを噛めるかを心配していた。息子は「できるだけちいさいくじらをえらぶといい」とアドバイスしていた。

娘が今日学習塾で先生が何回「んー」を言うか数えていたそうで、49回だったと報告してくれた。

3月1日から星のカービイのハッピーセット第2弾が始まる。第1弾のときは何も考えず開始翌日に行ってたまたま全種類揃ったけれど、その日のうちに全国で売り切れになったらしく、第2弾は争奪戦になるだろうと妻と話し合った。なので第2弾は発売日の、できるだけ早い時間に行ったほうがいいということになり、調べた結果おそらく5時からハッピーセットのモーニングメニューが選べるらしいということで、当日の朝にマクドナルドまで自転車爆走で買いに行くことになった。

朝5時爆走ハッピーセットおじさん。

時代劇

  • 2024年02月23日
約2ヶ月ぶりのエキストラ参加。始発で某府某所に行き、7時前から支度していただく。幕臣役だった。生まれて初めてあの逆三角形のお着物を着せていただく。頭も本格的なちょんまげ。今回は楽屋であれば写真を撮ってもいいとのことだったので、一緒に参加していたTさんと写真を撮りあった。Tさんは福井県から参加されていて、3時間かけてやってきましたとのこと。時代劇がたまらなく好きらしく、これから何度も撮影でご一緒する事になりそうで嬉しい。わたし以外の7名が顔見知りということもあり終始、和気藹々とした雰囲気だった。

10時半から撮影開始。某将軍に命令をされハハーッ!とひれ伏すお芝居だった。カメラから一番遠い場所だったので、映ったかどうかは微妙なところ。それにしても、放送は再来週の回ということで、ドラマの制作現場のスピード感に驚かされる。

昼前には終了して、駅前で温かいおうどんを食べて帰宅。

インドカレー

  • 2024年02月21日
少し前までは半年に一度行くか行かないかくらいだった職場近くのインドカレー屋に、ここ最近は週に2、3日のハイペースで通っている。なぜか。

インドカレー屋のまわりの建物がここ数カ月で軒並み取り壊しになっていて、その更地が凹の形になっている(凹のへこみの部分がインドカレー屋)のと、インドカレー屋のある建物自体も相当古く、残すテナントがインドカレー屋のみになっている。となると当然ながら土地開発をしている業者から立ち退き交渉が入っていると推測される。ある日突然に閉店のお知らせ、となる可能性がある。突然のお別れになっても大丈夫なようにと、ひたすら積極的に通い詰めている。

今日は店のドアを開けると店内が煙で真っ白で、火災?と思ったら店員がゲホゲホ言いながら席を案内してくれ、普通に注文を聞いてきた。でも最初は明らかに現地語で喋っていたので相当動揺していたと思われる。

何事もなかったかのようにナンカレーが運ばれてきて、真っ白な店内で食べた。それにしてもこの物価高でも一切値上げをしないし、それどころかナンは巨大化する一方で、不思議で愛すべき店だ。

服は燻製?っていうくらい、煙くさくなった。

KURAKON

  • 2024年02月20日
息子の授業参観&クラス懇談会。

道徳の授業で「ありがとうを言おう」というテーマで生徒たちが自由に発表していく中、息子は「おとうちゃんたいそうふくあらってくれてありがとう」と書いていた。胸がズギューン!となった。しかも「普段おうちではパピーって呼んでるねん」と言っていて、先生が黒板に「パピーがたいそうふくあらってくれた」と書いていた。パ、パ、パピー!(ちょっと恥ずかしいけどうれしい)と思った。

夕方娘が帰宅するなり、今日消しゴム落としっている遊びしたらめっちゃ楽しかった!と言っていたので、夕食後に家族で消しゴム落としをやったらありえないほどに盛り上がった。小学生時代にクラスで流行った必殺技も娘に伝授した。ちなみにその必殺技は強すぎて、わたしのクラスでは使用禁止になったほど。

昔は「根性」って書いてある大きい消しゴムがあって、それが強かった。黒くて黄色い文字のやつ。

キングオージャー

  • 2024年02月18日
朝起きて、子どもらと1時間半ほど散歩。にこにこ歩いた。最後にパンを買って帰宅。

キングオージャーもいよいよ来週最終回を迎えることになった。先週からは今までにも増して怒涛の演出・展開で、情緒が追い付かない。一週間かけてじっくり感動をか噛みしめている。

この作品に雛形あきこ&天野浩成夫妻が出演しているのだけど、ふたりがSNSで作品を大いに盛り上げてくれたように思う。天野さんが言う「ままのイロキ」もついに今週王鎧武装(変身)したので、天野さんよかったねと温かい気持ちになった。

原稿

  • 2024年02月17日
早起きして洗濯をやっつけて、そのまま喫茶店でモーニングを経てからの連載イラスト原稿作業、1時間。

途中で隣の席にきた男性集団は徹夜で麻雀をしていたようで、モーニングを済ませた後はそのままパチンコに行くと言っていて、死ぬど!と思った。麻雀店のコーヒーがマズすぎるので、朝ここに来てコーヒーを飲むと美味しすぎて毎回感動するとも言っていた。

その感動は味わってみたいな。

  • 2024年02月16日
娘が社会見学でプラネタリウムに行ったそうで、いろいろと星の話を聞かせてくれた。今日月の近くに見える星が木星か土星どっちかやねん、ということでお風呂上がり一緒に星空を眺める。

担任の先生はプラネタリウムが始まる前に「寝るなよ」と生徒に念押しした後、いざ投影が始まると自分はいびきをかいてグーグー寝てたんよと笑っていた。

  • 2024年02月15日
朝から電車でえっちらおっちら、地方で仕事。駅前のカーシェアでいつものちっこい車を予約していたのに、何かしらのトラブルがあったようでかっこいい車に変更されていた。そのかっこいい車は走ると空中に速度が表示されていて(たぶんフロントガラスに投射しているんだけど、そう見える)、未来を感じた。未来を感じる車はブレーキの利き具合が半端なく、ちょっとペダルを踏んだだけでグーン!と車が止まって首を持っていかれそうになった。むち打ちになりそうになりながら現場に行き、またむち打ちになりそうになりながら駅に戻った。

黒澤明「天国と地獄」を観た。いやはや、すべてのシーンの構図が美しい。完璧すぎワロタである。

犯人の竹内がサングラスをかけて麻薬の売人とやりとりをするシーンなんて、画面いっぱいぎゅうぎゅうにたくさんの人が入り乱れているのに視線誘導のストレスが全くなくて、黒澤―!と思った。モノクロ映画なのに一瞬カラーになる演出もえげつない。(その箇所だけフィルムに直接色を塗ってカラーにしたらしい)

夕方、学童に息子を迎えに行った。教室の隅で一生懸命けん玉をしていた。先日行われたけん玉検定で合格し一気に6級から3級にまで進級したそうで、とにかく燃えている。朝起きてまぶたが開ききる前からけん玉を握りしめカチカチやっている。

雨が本降りになってきたので、大人用の合羽を着せてやる。腕のところが長すぎて(ヴァンパイアセイヴァーのレイレイみたいだった)、おおきいねえと二人でにこにこして帰った。

名古屋

  • 2024年02月11日
8時出発、名古屋家族旅行。10時半頃に名古屋港水族館に到着して、シャチを見た。とにかく人が多くて、半分くらいしか見られず。

ホテルにチェックインして17時に世界のやまちゃん。手羽先もろもろ山盛りをちゃっちゃと食べて、ホテルでアイスクリームを食べて就寝。子どもたちはベッドで大はしゃぎ。

二日目は名古屋城に行った。金のしゃちほこを眺めて、忍者ショーを見て、栄に移動してNHKでニュースキャスター体験の体験(日本語的に違和感があるけれど、あれは「体験の体験」としか言いようがない)をした。いったんホテルに戻ってゆるりと昼食をとり、UFOキャッチャーをしてからの帰宅。

いそがし

  • 2024年02月09日
通販の注文パタッと止まる。

仕事はこの時期一年で一番忙しいので、毎日ぶりぶりやっている。バタバタする中でも、やはり騒動の渦中にある小学館のことを考えてしまう。小学生の時にコロコロコミックの読者投稿で掲載されていただいた景品は今でも宝物だし大切な思い出。なのでとてもモヤモヤする。

ちなみに集英社の某誌には2回掲載されたけど、2回とももらえるはずの景品を送ってもらえなくて、手紙を書いたり電話をしたりしても相手にしてもらえなかった、という苦い思い出がある。編集部も忙しくててんてこまいだったのかなと今は思えるけど、なんせ子どもだったのでそれなりに傷ついたなあ。景品のタクティクスオウガ(スーパーファミコン)とヌルハチタオル、欲しかった!チキショー!

「ダイヤモンドの原石たちへ」(湊かなえ)を読んだ。湊さんが作家生活15年を振り返る。作品はほとんど読んでいるけれど、やはり「告白」が一番好き。研ぎ澄まされたナイフでスーと音もなく切られているような、ひんやりした気持ちになる。

湊さんの仕事場所は自宅キッチン横になる2畳半の「奥様ウキウキスペース」と名付けられた場所で、ミシン横に置いたノートパソコンで原稿を書かれているそう。椅子の高さが合っていないためか、デスノートのLみたいな格好で仕事をしていると書いてあった。

巻末には過去の自分に対するメッセージを込めた小説が掲載されていて、きっぱりと「やり直したい過去などどこにもない」と書かれていた。あとは当時の自分に向けて「お元気で、がんばって」とエールを送っていらした。

娘はここのところ「ちびまる子ちゃん」を熱心に読んでいて、わたしの大好きなプサディ回と母の日回も読んだそうで、めっちゃいいお話だったと言っていた。

まる子がたまえと喧嘩をして仲直りをする回があって、そのときに二人が流す涙の絵が可愛くて愛おしくて大好きなんだけど、何年か前のりぼん展でそのコマの生原稿が展示されていて激烈感動した思い出がある。

岩田さん

  • 2024年02月01日
毎朝通販の発送作業をしてから通勤している。たいへんありがたいことです。もし情熱大陸の密着取材が入ったら絶対にこの一連の発送作業を撮ってもらおう。それほどに、ていねいでスピード感のある発送作業を心がけている。

「岩田さん」(ほぼ日刊イトイ新聞・編)を読んだ。任天堂の社長であり、数多くのゲームやハードを手掛けた偉大な人。家族で大騒ぎをしながら楽しんでいる「大乱闘スマッシュブラザーズ」の開発秘話なんかも載ってた。

宮本さんはもともとインダストリアルデザインに関わってきて人であることから、「機能としての理由」から発想をスタートさせていた。例えば面白かったのが、スーパーマリオワールドで初めて登場したヨッシー。スーパーファミコンはスプライト(画面上に絵を表示するための技術的な仕組みのこと)を横にたくさん並べることができなかった事情があり、マリオと一緒に重なったときに横に並ぶスプライトの数を制限できるからという理由でああいった形になったそう。恐竜のようなキャラクターを登場させようと思ったところから始まったのではなく、機能として許された形が恐竜だった、という話。

自分がなにかにハマっていくときに、なぜハマったかがちゃんとわかると、そのプロセスを別の機会に共感を呼ぶ手法として活かすことができる、とも書かれていた。

ちょっとだけ

  • 2024年01月28日
6時に起きて、自転車に荷物を載せて無人集配所に行き10個ほど発送手続き。荷物を送り終えたらコメダ珈琲で優雅にモーニングを挟み、帰宅後プリキュアの最終回→仮面ライダー→キングオージャー。

ヒメノ「どうして夕日は美しいのかしら…」

ジェラミー『ほんのいっときの、儚いものだからね』

ヒメノ「命も同じね…」

という会話のくだりが、あまりにも美しかった。

掃除をして昼ごはんは昨日のビーフシチューを食べて、息子と荷物を載せて自転車で発送手続き第2弾。息子にも手伝ってもらいながら10個ほど発送。からの河川敷にて凧揚げ。途中あられが降ってきて、ワーワー大騒ぎをしながら橋の下に避難した。あられを眺めながら、身を寄せ合っておやつを食べた。

あられがやんで、またひとしきり凧揚げをして帰宅。ピアノの試験があった娘も帰宅していた。しばらくして家を出て第3弾の荷物を発送し、家族と合流してファミレスで食事。

寝る前に息子に「凧揚げ楽しかったなあ」と話しかけると、「ちょっとだけ楽しかった」と言っていて、ちょっとだけかあと思いながら眠りについた。

ビーフシチュー

  • 2024年01月27日
妻仕事。午前中は掃除をしたり宿題をしたりと、それぞれの時間を過ごす。昼から子らのスイミング。今日は月に一度の試験の日だった。

結果は、娘は合格。息子はもう少しのところで無念の不合格。普段は元気の塊である彼がしょんぼりしていて切なくなる。暖かい休憩室で3人並んで座って、アイスクリームを食べながら30分ほど無言で過ごした。息子は「くやしい」という気持ちをうまく言語化できずに戸惑っている様子だった。

こういう時はとにかくあたたかくて美味しいご飯を山盛り食べてもらうに限る。キルラキルを観ながら、鍋たっぷりのビーフシチューをコトコト煮込んだ。シチューを食べて、少し元気が出たようだった。明日は凧揚げしような、と声をかけた。

その後はもくもくと発送作業。段ボールを組み立てて、注文いただいた冊子を袋に詰めて、サンクスカードと名刺を入れて封をする。こういう作業が好きなので、テンションが上がる。

たくさんご注文をいただき、ありがとうございました。

戦国

  • 2024年01月26日
「雑兵たちの戦場」(藤木久志)を読んだ。戦国時代について、雑兵にスポットを当てて検証されている。それにしても、戦に巻き込まれた村などが辿る結末というものがあまりにも惨たらしい。敵方による掠奪や人さらい、畑を滅茶苦茶に荒らされる(兵糧攻めのため)、など。農民の中にも傭兵となって戦に繰り出す者があり、敵方の大将の首を取ると階級特進があったとのことで、まさに北野武の「首」の世界だった。

飢餓に喘ぐ村から傭兵となって繰り出した者にとって「戦」というものは、掠奪などの行為により富を再配分する暴力的な生命維持装置であったと記載されている。そのために戦乱というものがある意味必要とされていた。この矛先を変えるために大規模な海外出兵をしたり、各地で築城しまくりそこで働かせたりして、国内の安寧を築いていった。

こうして歴史を知る度に、いま自分たちがここに生きている奇跡についてしみじみする。ご先祖はこの戦国時代をどのように生き抜いたのだろう。

ロボット

  • 2024年01月22日
仕事の後、grafに。オフィスがオシャレ入り口すぎて間違った場所に来てしまったと勘違いしてドアを開けてすぐにバーン!と閉めてしまい、完全に不審者だった。Tさんが出迎えてくださり、そこから1時間半ほどもろもろの打ち合わせ。途中、ギョギョッとサカナスター(さかなくんの番組)の話で盛り上がった。

帰宅後、息子がロボットの図鑑を借りてきたというので一緒に読んだ。息子は特にsota(ソータ)というコミュニケーションロボットを気に入ったらしく、どうしても欲しいとせがむ。見た目がかわいらしいこともあって、まあそれなりに安いのであればいいかもね…お値段を調べてみましょうかね…という話になった。145,000円だった。1万円が14個もいるよと言うとエーッ!となり、じゃあ将来はロボットを作る人になりたいと言っていた。

夢を持つって、ステキやん(島田紳助)と思いながら寝ました。

エモ鬼ごっこ

  • 2024年01月21日
メジャーリーガー大谷選手が全国の学校に寄付したグローブ3つが、子らの通う小学校にも届いたとのこと。それを使って遊ぶことは許可されておらず、ちょっと触るだけならいいらしい。ちょっと触るだけ。

今日はひたすら家にいて、スイカゲームやらスマッシュブラザーズやらをやって盛り上がった。夕方に子らと散歩に出かけ、公園で鬼ごっことかくれんぼとだるまさんがころんだなどをした。家の外ではツンとすることが増えた娘もとても楽しそうに遊んでいて、でももしかしたらこれが一緒にやる最後の鬼ごっこになるかも…と考えると胸がギュッとなって、泣き叫びながら追いかけそうになった。でも突然泣き叫びながら追いかけられたら怖すぎでしょと思い、泣くのは我慢してにこにこと追いかけた。

夜には娘と将棋で勝負。負けた。

ふと思い出すこと

  • 2024年01月20日
ふとした瞬間に、記憶の中から消え去っていたはずの、わりとどうでもいいことを思い出したりする。さいきん思い出したのは、こんなこと。

・独身時代にクラブ(梅田のサザエという名前のクラブ)で踊っていると、突然うしろからドン!と押された。振り向くと両手に女性を抱いたサム(TRFの踊ってる人)だった。サムは服のボタンを全開にしていたので振り向いた瞬間に、サムの乳首にわたし手がチョイン!と当たった。BOY MEETS GIRLならぬ、HAND MEETS NIPPLEだった。

・そのサザエで、別の日に石田純一を見た。靴下を履いていなかった。

・子ども時代にドライブか何かで山の中を走っている時に車の外を眺めていると、ボロボロの生首のかかし(マネキン)があって、目が合った。怖かった。

・新人時代に営業に行った先で担当の方が不在にしており、かわりに対応してくれた事務の新人女性が「お茶を出すようにと言われておりまして!」と2リットルのお~い!お茶を渡してくれたことがあった。そのペットボトルをむき出しのまま腕にかかえて帰ったけど、今思うと「お茶を出す」はそういう意味ではなかったのではないか。

・ナオト・インティライミが自分の話をする時に「ティライミ的には」と言っていた。名前の本体そこか、と思った。(ちなみにティライミ的フェイバリット漫画は「死神くん」(えんどコイチ)らしい)

「BRUTUS」通巻1000号特集「人生最高のお買いもの。」、Chim↑Pomのエリイさんは「うーたんのぬいぐるみ」を挙げていらした。何年も前に別の特集でエリィさんが好きな本として挙げていた「世界を見てしまった男たち」(春名徹)を読んだけど、これがもう本当に面白くて、それ以来エリイさんのことを信頼している。

1週間で胃腸が必ずよみがえる気血スープ

  • 2024年01月20日
2


瀬戸佳子さんの人気シリーズ3作目「1週間で胃腸が必ずよみがえる気血スープ」(文化出版局)、本日発売。今回も楽しくたくさんイラストを描かせていただきました。

厄払い

  • 2024年01月19日
お昼からお休みをいただいて、厄払いへ。(後厄)

西宮北インターを降りてすぐの場所にある老舗ラーメン屋「ほうれんそう」(魚介とんこつ)でラーメンを食べて、神社に向かった。

昨日と今日が大厄除祭ということで、たくさんの人で賑わっていた。BGMがお琴のやつじゃなくて、壮大なコーラスソングで泣かせる系のメロディだった。注意深く聴くと、「ゆっくりと~ゆっくりと~すすんで~くだ~さい~♪」という、神社の中はゆっくり階段を登ってくださいという注意喚起系の歌だった。メッセージ性つよ!と思った。

受付で事務作業をする若者のうち一人が鼻をほじりながら作業をしていたので、神様の前でなんて大胆な!とドキドキしていたら、鼻ほじりマンじゃない方の若者が受付をしてくれた。そのまま流れるようにご祈祷していただき、マッハで帰宅。夕方、習い事の息子を迎えに行った。

「生活フォーエバー」(寺井奈緒美)を読んだ。ON READINGのレーベルELVIS PRESSからの出版。

寺井さんの「生活は腐敗との戦いだから米を炊け生活フォーエバー」という短歌で始まる、慎ましく愛おしい短歌&エッセイ集。

途中、人生とは死というゴールに向かうピタゴラスイッチのようなものと書かれていて唸った。人生のすべてはピタゴラスイッチのように因果で繋がっている。となると、死ぬ瞬間にはなんとしてでも「ピ」を表現して、あのBGMを爆音で流してもらいながら絶命したい。カタカナの「ヒ」の形は全身でつくれそうだから、何かしらのまるい輪っかのようなものを伸ばした手の先に置いて、ドローンか何かで上から撮ってもらおう。魂の救済。

寺井さんの「手羽先の骨をしゃぶっている時のろくでもないうつくしい顔」という短歌も気持ちがいいし、突然知らない人に話しかけられたときに「えっ?私のこと見えてますか?」と幽霊の気持ちで驚く一節も、あるあるすぎて笑った。

暴走妻

  • 2024年01月16日
妻の運転する車に乗っていると突然バックしたまま暴走して、そのまま高速道路の出口に逆走して侵入するという夢を見た。必死で「ブレーキ!ブレーキ!」と叫ぶも、妻はゲラゲラ笑いながら、抜群のドライビングテクニックで車をかわしていく。ギャー!と思いながらも、どこかで「これ世界衝撃映像集とかのTV番組で使われるな」と冷静な自分がいた。

「口語 古事記」(町田康)を読んだ。登場人物(神様含む)全員荒ぶりすぎィーッ!だった。

作戦会議などの場面で「そやな。どうしようかな。よしっ、ほなこうしよう」「そうしましょう」「まだなんも言うてへん」「えらいすんまへん。どないしまんねん」というくだりがあって、これぞ町田節だった。

和歌もたくさん出てくるんだけど、なんせ隠喩が多い。そのあたりも大胆に町田翻訳されていて最高だった。

大雀天皇がいろいろあって(ほんまにいろいろあった)、遠い地から戻らぬ大后のもとに参られて詠んだ歌「つぎねふ 山代女の 大鍬持ち 打ちし大根 さわさわに 汝が言わせこそ 打ち渡す 八桑枝なす 来入り参ゐ来れ」は町田翻訳すると「来ちゃった」になる。

海鼠(ナマコ)について、天宇受売命が海の生き物にある問いかけを行ったところ海鼠だけが返事をしなかったので、激怒した天宇受売命が「口開くようにしたらあ」と口を切り裂いたので、現代の海鼠は口を閉じられなくなったとか。

お大根

  • 2024年01月14日
完売していた日記漫画集「春をつかまえていてね」を発注、ブックカバーと名刺を新規で描きおろして入稿。お金吹き飛びおじさん。

キングオージャーは、エキストラ参加分の放送回だった。11/13収録なので、ちょうど2カ月後の放送。

トータルで30秒近く映っていて、それはそれで当然喜ばしいことなんだけど、なんというか、自分の演技が大根すぎてびっくりした。群衆の中の最後部で小さく映っているだけなので、まあ普通に観てても気づかないレベルだけど、家族はわたしの大根さに大爆笑だった。

しかし雷を見上げて驚く演技については、なかなか良かったと思う。

妻からは、恥じらいが感じられる、もっと覚悟をもってお芝居をして、とアドバイスをいただいた。

コストコ

  • 2024年01月07日
2023年一年分の日記集「バーンナックル」と7年分の連載をまとめた漫画集「あおむろちゃんリターンズ」を入稿。その代金の振込で、気持ちの良いくらいにお金が吹き飛んだ。

その後、コストコへ。たくさんの人々の、「買うぞ」という熱気が感じられてよかった。子どもたちと、異常に巨大な肉や山盛りの海老を見て盛り上がった。「ゴーダ」と書かれた巨大チーズのかたまりを見て息子が独り言で「ジャイアンのおにく…」と言っていたのが聞こえたので、その愛おしい声を胸の中の思い出BOXに放り込んだ。

ホットドッグ(ドリンク飲み放題つきで180円)がめっちゃ美味しかった。

太陽の塔の中

  • 2024年01月06日
天気も良かったので、万博公園に行った。その流れで、太陽の塔の中を見学することに。(大人720円、小中学生310円)

20年近く前にも太陽の塔の中に入ったことがあって、その当時は現在の様に中が整備されておらず、そのため入れたのは1F(最下部)のみ。そこから上を見上げるだけだった。確か50人規模で予約をすれば特別に中に入れるようになっていて、友達の友達の友達の友達ぐらい遠い人が企画してくれて、後輩2名とともに参加させていただいたのだった。太陽の塔の中を見た後、あまりにも寒かったのでモノレールでわたしの当時住んでいた家(築50年)に移動して、3人で鍋をやった記憶がある。大いに盛り上がって、ソファに並んで3人で記念写真を撮った。その時の写真はまだパソコンの中にある。

今回の見学は、中もきっちり整備されていて、螺旋階段で30mの高さまで登っていくというもの。腕の中は空洞になっていて、先端からひんやりとした空気が滑り落ちてくる。子どもたちは冬休みの絵日記に書くつもりで来ていたこともあって、熱心に見学をしていた。

最上部に展示してあったゴリラだけ頭部が機械むき出しになっていて、これも岡本太郎の何かしらのメッセージ…人類への警笛的な何かか…としみじみしていたら、劣化して崩れ落ちのだそう。

新設されたグッズショップの商魂たくましい感じもいいけれど、昔のEXPO'70 パビリオンにあったこじんまりしたショップの方が、当時のグッズも売ってたりして好きだったな。

初夢

  • 2024年01月01日
元旦は初詣に行ってからイオンに行き、帰ってプラモデルの作り初め。新年一発目は閃光のハサウェイより、ペーネロペー。

初夢は紅白歌合戦でゆずのメンバーとして歌唱している夢だった。

歌詞を間違えたり音程を外したりする度に、ゆずの声高い方の人が舌打ちをして睨んでくるので、震えながら歌っているというなかなかにシビアな夢だった。


新年早々、大きな地震。大変な幕開けになりました。

息子と一緒に行った旅行でたくさんのやさしい思い出ができた場所が、大きな被害に見舞われている。なんとかして恩返しをしたいと思う。

年越し

  • 2023年12月31日
早起きして一年のふりかえりフリーペーパーを描いた。しみじみと一年を振り返る。いい一年だった。

家族が起きて、朝から夕方まで大掃除。早めに風呂に入って、紅白歌合戦を観ながらの年越しだった。ポケットビスケッツが出たり、Prastic Treeのメンバーが出たりと、個人的にめちゃくちゃアツいシーンが多かった。千鳥ののぶが仮面ライダージョーカーエクストリームみたいなセーターを着ていた。

23時過ぎに妻と息子が寝て、娘とあつまれどうぶつの森の中で一緒に年越しをした。カウントダウンをして、記念写真も撮った。

ええ一年やったなあと話ながら、ぱたんと寝た。

伊丹

  • 2023年12月29日
仕事納め。遅れてGetNaviの連載漫画も無事入稿して、今年のなんやかんやが無事終わりました。あとは大掃除だけ。

「喫茶店のディスクール」(オオヤミノル)・「自分たちよ!」(伊丹十三)を読んだ。

「自分~」は黒澤明評がおもろかった。「上はパタパタ、下はドロドロ」、のぼりを風ではためかせるのと大雨で地面がドロッドロの中走り回るのがザ・クロサワやね、いいよね、っていう話。雨のシーンは、普通の雨だとモノクロ映画だと全然映らないそうで、なのであんなに全力全開で雨を降らせているのだとか。

来年のエキストラはこういう、全身ドロッドロになるようなものにも挑戦してみよう。

さかな

  • 2023年12月26日
息子が小学校で「魚」という漢字を習ったそう。魚好きの息子にとっては待ちに待った瞬間だったのだと思う。魚、一年生で習うんやね。

そうそう。

クリスマスイブ、クリスマスは妻もろとも胃腸炎で寝込んでました。発熱上下マーライオン。

「にがにが日記」(岸政彦)を読んで

  • 2023年12月22日
「にがにが日記」(岸政彦)を読んだ。

おもしれー社会学者である岸先生の日記。おさい先生とのやりとりや猫のきなこ・おはぎとのやりとりが愛おしい。

「おはぎはよく喋り、よく笑い、よく鳴く。歌っているかのようである。
抱き上げて声をチューナーにあててみた。ぴったりCだったのでびびった。抱き上げたときのおはぎの声は、ドです。」

ところどころンフフと笑いながら一気に読んだ。

だったんだけど。だけどだけど。巻末のおはぎ日記はとにかく悲しくて、やるせなくて、涙がダバダバ流れた。22年間生活を共にした家族である愛猫のおはぎの、認知症にはじまり、やがて生命が果てるまでの様を、果てしない愛をこめて書き綴られている。

本を読んだ流れでどうしても、かつて自分の家族であったラブラドールレトリバーのレオのことを思い出してしまう。
命が果てる前夜の記憶がフラッシュバックする。

全身が病気でボロボロになって食事も取れずその日から水も飲めなくなってしまって、痛みでもう座ることも寝転ぶこともできなくなっていて。立ったままウトウトしはじめて。あれはもう日付が変わる頃だったと思うけど、わたしが抱きかかえてやると安心したようにスーと眠って。顔を首元にギューと押し付けて、祈りながら抱きしめて。だけど大型犬なもので体重もそこそこあって、だんだん自分の腕がしびれてしまって、ああ、もう腕がちぎれそう、でもここで手を離したら起きてしまう、手を離すとそのままもう二度と会えなくなるんじゃないかとか、いろいろ考えているうちに涙がぼろぼろと止まらなくなって。そのまま泣いていると、レオがいつの間にか起きてわたしの顔を見ていたんだった。白く濁った瞳には月の光が反射していて、その後しばらくボーッとふたりで月を見て、いつの間にか朝を迎えて。そのまま「行っていくるわな」って言って仕事に行って。ドアが閉まる最後までレオはわたしのことをジーっと見ていて。その昼過ぎに母から連絡があって。「あかんかったわ」って。会社を飛び出して。家に帰って玄関のドアを開けたらそこに寝ていて。なんなん。寝てるだけちゃうん、なあ、起きろよ、散歩行こう、なあなあ、って。でも身体を触ると固くて冷たくて。ああ、あかんやん、って。

そこからは涙も出なくて、かつて彼が元気なときに寝ていた場所の床板を剥がしてのこぎりで切ってトンカチやって、木の棺桶をつくって。淡々とお見送りの準備をして。翌日、家族で火葬場に行って。火葬場までの道はくねくねしていて、カーブを曲がる度に棺桶に入れたりんごがころころ転がる音が聞こえて。りんごの音がするねって笑って。

天気がよくて。天気がいい日でよかったねって言って。

火葬の準備が整うまで休憩所でアイスコーヒーを飲んで。大変な犬だったねって笑いながら話をして。

じゃあ、今から火をつけますねって言われて。よろしくお願いしますって言って。

火がついた途端、魂が抜けるかと思うほどに涙が出て。泣きながら、ありがとう、さようならって言って。

そこからもう15年以上経つけれど、似ている犬を街中で見かけるだけで、毎回あの夜に戻ってしまう。

生きていくということは、大切な人たちの死を受け入れていくことなんだろうけれど、なかなかに難しい。楽しいことをいっぱいやって、なんとかごまかしごまかし生きている。

ダルンダルン

  • 2023年12月20日
4月の日記にて、毎朝満員電車に揺られていて毎回電車を降りる時にアメフトタックルばりに押し進まないと下車できない、このままいくとアメフト体型になってしまいかねないというようなことを書いた覚えがあるけれど、それからどうなったかという話を書きたい。

結論からいうと体型は相変わらずダルンダルンです。

毎朝アメフト下車をしているうちに乗り合いの人たちの中でもコイツはあの駅で降りるなという認識が広まったようで、下車駅につくと人と人が道を空けてくれるようになった。ぎゅうぎゅう詰めの人たちの中にパァっと道が開けるので、毎回モーゼ状態。すみませんすみませんと言いながら、通らせてもらっている。

まるごと一冊イラストを描かせていただいた本の書影があがっていた。1月発売とのこと。
生活について