生活について

にっちょび

  • 2024年12月22日
5時起床、年賀状つくる。年賀状をやっている人がいよいよ減って、今年は14枚だけ。プリンタをガーガーやっていると息子が起きてきて、わたしのコレクションボックスをごそごそやっていた。SEGAのカードパワーという玩具を見つけてきたので、一緒に遊ぶ。朝ごはん後、四コマ漫画を2本描く。午前中はそれぞれまったり過ごす。

昼から、図書館とイオンに行く。図書館ではKちゃん一家とばったり会う。1階で本を探していると2階からKちゃんの息子いっちゃんがかわいいかわいい声で「ひろきんさ~ん」と手を振ってくれたので、左手でシーッの手、右手でにこにこと手を振る。本を選んで席に座るといっちゃんも来て、わたしが持ってきた焚火の本を読む。帰り際、妻が「図書館に行っただけでその日はとてもいい休日になったように感じる」と言う。同感。

イオンでは本を何冊か買って、ゲームセンターでお菓子のUFOキャッチャーに勤しんだ。18時前に帰宅し、お風呂に入ってちゃんぽん麵を食べながらM-1。エバースの決勝での2本目が見たかった。

子どもたちに、一緒に漫才始めようぜ、M-1目指そうぜと熱くなるもあっさり断られる。しかし息子は芸名をすでに考えているとのことで、「イグアナ」だそう。

ちなみにイグアナの冬休みの目標は「雪だるまを作る」こと。茨木ってぜんぜん雪が積もらんけど、どうしよっか。

放課後カルテ

  • 2024年12月21日
「ズッコケ文化祭事件」(那須正幹)を読んだ。子どもの頃に読んだことあるやつ。お話の終わり方が、今まで読んできた文章って…えっ、あれ、あー!となる作品。

午前中は洗濯2回&掃除機ガーガー、そして今年の振り返りフリーペーパー制作のための事前準備もろもろ。昼からはスイミングスクールに行き、授業時間中はうろうろと歩いてポケモンGOでニャビーを大量に捕まえて、夕方から妻の実家でクリスマスパーティー。子ども6人と肉を大量に食べ、ケーキもいただいて、折り紙でへびを作る。ええとこでおいとまして、21時からは「放課後カルテ」最終回。家族全員でハマって、毎週とても楽しみにしていたドラマ。それぞれの推し俳優との別れを惜しみながらしみじみと観た。妻と、松下洸平さんのお芝居が、具体的に言うと首の動きが素晴らしいねという話をした。

書いている文章を娘が隣でリアルタイムで大声で読み上げるという恥ずかしい状況の中、なんとか日記を書き終えました。

からぴち大好き。(←そう書けと言われました)

カメオ

  • 2024年12月19日
久しぶりに履歴書と職務経歴書を書いた。これまで積み重ねてきた20年も、A4用紙2枚に集約すると、あっけないものだった。

エキストラは今回も落選。今年のエキ活は尻すぼみで終了。

「カメオ」(松永K三蔵)を読んだ。現代版、畜犬談。「バリ山行」と同じく身近な地域名がたくさん出てくるので、脳内に具体的な場面描写が出てきて物語がよりリアルに感じる。カメオの幸せを思うと、どう受け取ればいいのか迷う終わり方だった。

「JR宝塚駅から西宮北部、すぐに山の中を行く道になる」は、ああ、おそらくあの道。なんか思いっきりぐりんぐりんとカーブするS字カーブがある。そういえば若い頃に実家に行った時にJRが止まってしまって、帰り道に三田から宝塚駅まで車で送ってもらって、そこから阪急で帰ったことがある。その時のこのぐりんぐりんカーブを曲がるときの窓の外の景色を思い出した。

「新三田」という地名も出てきてOh!となった。

誕生日

  • 2024年12月15日
誕生日。朝から大量の味噌汁を作り洗濯2回、掃除機ガーガー。午前中は息子と公園でサッカーをした。

昼から皆が出かけたので、「逆襲のシャア」を観ながらサザビーのプラモデルを粛々と製作。そろそろ細かいパーツを見ると目がショボショボして作業が思うようにいかない年齢になってきた。映画の感想は「シャアいくらなんでもブチギレすぎ」だった。

娘から誕生日プレゼントにチョコレートとミンティアをもらった。妻からはとびきり良い匂いのハンドクリーム。

息子が「漢字の『子』は『ざ』とも読む」と言っていて、詳しく聞くと「餃子」のことだった。

ネガティブ・ケイパビリティ

  • 2024年12月12日
「ネガティブ・ケイパビリティで生きる」(谷川嘉浩・朱喜哲・杉谷和哉)を読んだ。哲学者ら3人による、ネガティブ・ケイパビリティについての鼎談をまとめたもの。ネガティブ・ケイパビリティとは、あえて拙速に答えを出さず、宙ぶらりんの状態でもやもやと考え続ける能力のこと。「わからないことに耐えながら、じっと観察をして本質にじりじり迫っていく」と書かれている。

途中で出てきた「私たちの疲労」というワードには唸った。長時間の会議には意味がある。というのも、時間をかけて意見を投げ合い、お互い疲弊してくると党派対立なんかもどうでもよくなり「ほなもうこれで」と意見が収束する。和解や合意に至るには、いったん一緒に疲れる必要がある、というもの。

あとは途中で引用していらした荻上チキさんの「金づちしか持っていない人は全ての物が釘に見える」という言葉。限られた語彙しか持たずにいると、全てがその語彙で理解されてしまう。

ブンブンジャー

  • 2024年12月08日
洗濯物をやっつけてコメダでモーニング。四コマを2本描いて帰宅。爆上戦隊ブンブンジャーを観る。阿久瀬錠が主役の回は間違いないので、心して観た。今回の阿久瀬は、自らの過ちを責め続ける子どもに「間違いから学べばそれは間違いじゃない」と言っていてアツかった。

家事もろもろやって、昼ご飯に大量の中華スープを作ってふるまい、昼から息子と近所の公園でフリスビーとドッジボール。彼の投げる球は豪速球なので、あまりに速い球のときは土佐アタッカーズ(ドッジ弾平)の要領で補球した。

日記の練習

  • 2024年12月07日
「日記の練習」(くどうれいん)を読んだ。くどうさんは別の書籍で新雪を踏んだときのオノマトペを「ふみみみ」と書いていらして、それを見て以来すき。

ぜんぶ好きな文章だけど特に個人的にああ、いいなと思った箇所。

4/15「たけのこが安いと分かる人は、たけのこが高いのを知っている人だ。」

6/10「小学生のとき、視聴覚室のレースカーテンをぐるぐる巻き込みながら歩いときのような、ぎゅっとしたうれしさがあった。」

6/30「オールバックの人を見ると「速そう」といつも漠然と思う」

スネ夫

  • 2024年12月06日
寝る前に息子がドラえもんの話をしていて、スネ夫のことを「上から見たらチューリップみたいな形の頭の人」と言っていた。 スネ夫のぬいぐるみを持っているスネ夫フォロワーだからこそ知っている事実。

12月

  • 2024年12月04日
今年最後の月が始まった。特撮エキストラは落選して、今年の撮影はもう終わりっぽい。昼は油そばを食べた。会社に戻る途中、ヒロアカの最終巻を買った。

夜、息子がわたしのボヨボヨの腹に顔を埋めて大泣きする場面があった。涙が溢れるたびに腹がじんわり熱くなる。背中をさする。赤くなった耳たぶをちょんちょん触る。

子の顔が腹に埋まった状態で背中をさするのに無理な体勢を取る必要があり、ちょうど正面にあった鏡で自分の姿を見ると、でこのシワ数がえげつなすぎてびっくりした。

妖怪デコシワ。

11月おしまい

  • 2024年11月30日
11月終わり。普通にぶりぶり仕事。

なんと11月は一度も漫画を描かず、Twitterも一か月まるっと投稿しなかった。かつては3日に2回は漫画を必ず投稿するという縛りで漫画を描いていたのに、信じられない。フルパワーで生きているのに、漫画やイラストを描く時間がまったくない。どうやってスケジュールをやりくりしていたのか、思い出せない。この10年、幻を見ていたのだろうか。

妻より、息子が段ボールで眼帯(海賊がつけてる黒いやつ)を作って、それを装着したままスイミングスクールに行ったと報告があった。

かっこよすぎる今を生きている。

出会い

  • 2024年11月29日
仕事で本町へ。令和の虎に出ている社長が経営しているというラーメン店へ行く。令和の虎というと、あの威圧的な雰囲気がとにかく苦手で観たことがなく、ラーメンもさぞ威圧的なお味なんでしょうねと思ったら、思いのほかやさしいお味でしかも美味い。分厚いチャーシューも3枚入っていた。

後輩(20代前半)と美味しかったね美味しかったねとキャッキャ言いながら、指定の時間まで余裕があったのでサンマルクでチョコクロワッサンを食べた。おなかがはちきれそうやねと、にこにこ食べた。

その時に男女の出会いの話になって、今の若い人は合コンなんてしませんよ、だってコスパ悪いじゃないですか、という話をしていてエエエッとなる。じゃあどこで出会うのと聞くと、マッチングアプリっすよ、それが普通ですとのこと。

株式会社

  • 2024年11月28日
娘が小学校で「株式会社げき」という会社を立ち上げて、副社長になったという話を聞かせてくれた。

詳しく聞くと演劇をする会社のようで、演目も披露してくれた。木役の人は太陽の塔のように両手をピントする必要があり、腕がだるいと言っていたそう。さらに木役はボーッと立っているのではなく、すべり台になったり砂場になったりと案外忙しそうだった。

ちなみに株式会社げきの会長はすでに退職したらしく、理由は報酬がないからとのこと。

ヨーロッパ

  • 2024年11月27日
福井出張。暖かかった。

ヨーロッパ軒でソースカツ丼を食べて(ふくふくして美味しかった)、仕事をぶりぶりやっつけて、帰りの電車まで1時間ほどあったので駅前の越前ふくい美術館まで。フランスの版画家ジャン=マリー・グラニエの企画展を観て、そのまま西武の紀伊国屋を歩き回って本を5冊買って、新幹線に飛び乗った。

帰りの電車で観た「リバー、流れないでよ」が、まあ素晴らしいこと。貴船の旅館ふじやを舞台に、2分間がループし続ける世界で繰り広げられるコメディ&ミステリ。何度も繰り返される場面に飽きることなく、次のループでは何が起こるのかなというドキドキであっという間の1時間半だった。そして恐ろしいのが、毎回この2分がワンカットで撮影されているところ。ギチギチに情報が詰め込まれた2分を、圧倒的なお芝居で駆け抜ける俳優陣。さすがのヨーロッパ企画。

主役のミコトが逃避行めいたことをするシーンで、当方41歳のジジイですが、ミコトになったような気持ちで一緒にときめきました。

  • 2024年11月26日
「殺す時間を殺すための時間」(どくさいスイッチ企画)を読んだ。ピン芸人のどくさいさんによる、超短編が60本。

ブラックユーモアたっぷりで、個人的には星新一というよりも渡辺浩弐の「1999年のゲームキッズ」が思い出された。

土曜日

  • 2024年11月23日
5時に起きて、2時間ほど資格の更新講習でオンライン授業を受ける。朝ごはんを食べて、洗濯2回&掃除機ガーガー。アルコールランタンのメンテナンス。昼ごはんを食べてパッと昼寝をして、お暇をいただき映画館へ。ずっとタイミングが合わず観られなかった「侍タイムスリッパー」を観た。

お話としては侍が雷に打たれて現代にタイムスリップして…という分かりやすい筋書きなんだけれども、これがもう最高に面白かった。笑ったし泣いたし、最後の最後もしっかり笑わせてもらった。コテコテのギャグシーンもゲラゲラ笑った。東映撮影所が舞台ということもあって、馴染みの場所がたくさん出てくるのも楽しい。

そして何より感慨深かったのが、話の中で時代劇の斬られ役として俳優人生を歩み始めた高坂(タイムスリップしてきた主人公)がその演技力を見込まれて成り上がっていくくだりがあるのだけれど、まさにこの作品にいつもエキストラ現場にいらっしゃるTさんがセリフ付きの重要な役どころで出演されていて、その愛敬あるお芝居が各所で大いに話題になっているという、自分にとってはダブルミーニングで「成り上がり」がテーマになっているところ。Tさんのお芝居は実に素晴らしいものだった。もう一度記憶を消してから観たい作品。

夜はラーメン鍋をして、21時からは「放課後カルテ」を観た。家族で毎週欠かさず観て、毎週泣かされている。小学校が舞台のドラマで、毎週異なる児童がお話の主役になっていて、保健室の牧野先生(超絶イケメン)を巻き込んで展開していく。今回は空気を読まない三本さんが自身の立ち回りに悩みつつも、やはり空気を読まずに引きこもりの聡を引っ張り出し、学校へ復帰する道を開いていくストーリー。よくぞ45分間でここまでのお話を、としか言いようのない素晴らしさだった。

それにしても子役全員の演技力が高くてビビる。

新幹線大爆破

  • 2024年11月21日
遠方で仕事。帰りの移動中に「新幹線大爆破」を観た。高倉健主演。1975年の作品で、新幹線に速度が80キロを下回ると爆発する爆弾が仕掛けられたというパニックもの。冒頭のタイトルバーン!の箇所が痺れる格好よさ。同じく電車を題材にした「天国と地獄」もハラハラさせられるものだったけれど、こちらも息つく暇もないほどに場面が変わり、最後まで面白かった。最後の最後に主人公が撃たれて崩れ落ちるシーンで突然陽気な音楽が流れて、えっ?となったまま終わった。ちなみに作中では東京から博多まで新幹線で9時間、と説明があった。

「まなざしの地獄」(見田宗介)、「終わりと始まり」(ヴィスワヴァ・シンボルスカ)を読んだ。

「まなざし〜」では、「まなざしの地獄の中で、自己のことばと行為との意味が容赦なく収奪されてゆき、対他と対自とのあいだに通底しようもなく巨大な空隙のできてしまうとき、対自はただ、いらだたしい無念さとして蓄積されてゆく。」とある。

シンボルスカの詩集では「束の間の一瞬でさえも豊かな過去を持っている」という一節に、シンボルスカー!(敬称略)となった。

名前

  • 2024年11月18日
夕食時に名前の話になり息子が「ありそうでなさそうな名前」として「なまたけ げんじろう」と言っていた。

確かに、ありそうでなさそう。

吉滝キャンプ場

  • 2024年11月16日
お暇をいただき、兵庫県の北の方を目指して160km。吉滝キャンプ場にて今年のキャンプ納め。運が良ければ朝方に雲海が見られるそう。道の駅でラーメンを食べたりしながらゆっくりと、3時間半ほどかけて到着。

雨がしとしと降る中だったけど、飯盒でおでんをグツグツ煮込んだりゲームボーイでまったり遊んだり。朝方にはばっちし雲海も見られた。座ってコーヒーを飲みながら雲海を眺めていて、ふと隣を見ると50cmくらいの距離に老夫婦が立ってこちらをジーッと見ていてびっくりしすぎて叫んだ。出た?雲海の時にだけ現れる妖精?と思った。

お話をしてみると、ここに2日宿泊されているそうで、昨日は雲海が出なかった、今日見られてよかった、よかった、とニコニコしていらした。旦那様も、うんうん、ほんとにそう、来てよかった、と雲海を眺めながら呟いていた。しばらく会話をしながら、朝ご飯のうどんを煮た。おでんの残り汁にうどんとねぎをぶち込んで、最後に溶き卵を入れて完成。美味すぎなやつ。

帰りはまっすぐ、2時間半ほどで帰宅。子らのスイミングに車で向かい、待ち時間の間に動画を編集。晩ごはんは豚平焼きをつくった。

親子で

  • 2024年11月10日
琵琶湖の白浜荘オートキャンプ場にて、息子とキャンプ。息子にとっては初めてのキャンプ体験になるわけで、どうにかして楽しい思い出にしてもらいたい。いろいろ考えて準備をしたわけだけど全ては杞憂で、自由人な彼は存分に楽しんでくれたようだった。

昼は半袖で過ごすほど暑かったのに、日が暮れると途端にジャンパーを着ないと寒く、吐く息は白い。ラジウム湯に入りに行ったり、身を寄せ合って寝たのもいい思い出になった。寝るときの寒さだけが心配だったけれど、妻が用意してくれていた毛布のおかげでとても暖かく過ごせたし、二人とも朝まで爆睡。朝は一緒にコーヒーを飲んで、みそ汁をつくり、冷凍の焼きおにぎりと納豆、それからりんごも食べた。

撤収作業のときに何気なく隣のサイトを見ると、カップルが抱き合っていたので何事?と見ると、二人の身体の間にシュラフ(寝袋)らしきものが挟まっていて、抱き合って圧縮しているところだった。非常に甘酸っぱかった。おっちゃんの体重でそのシュラフぺちゃんこにしましょうか?と話しかけそうになった。

誕生日おめでとう

  • 2024年11月08日
帰宅後、娘の誕生日会。ケーキ屋さんでホールのスポンジケーキを買って、飾りつけを家でやっちまうスタイル。今回は生クリームやらデコレーションやらを娘がやってくれた。とても上手だった。

ローソクに火を灯し、全員で歌を歌う。光の前ではにかむ娘の表情のゆらめきを一瞬たりとも逃すまいと、目に焼き付けた。

こうしてすくすくと成長してくれるのは大変な幸せであるけれど、少しさみしい気持ちもある。子どもたちは一瞬たりとも過去を振り向かず、きらきらとした残像だけを残してひたすら未来に向かって走り抜けていく。その後ろ姿を必死になって追いかけている。

いつか手に届かないほど遠くに行ってしまう未来を想像して、切ない気持ちになることがある。

10年

  • 2024年11月05日
オーダーいただいた似顔絵を5名様分納品。年内のイラスト関係の仕事はこれで最後かな。

娘10歳最後の日。この10年を振り返った思い出話をたくさんした。夕方18時45分頃に生まれた、2,400gだった、小さくて軽くてびっくりした、嬉しくて泣いた、病院を後にしてひとりで自転車で帰宅して、興奮して眠れず家中の服をたたみ直した。めっちゃ覚えてるのに、10年も前のこと。

ちなみに10歳最後の発言は寝る瞬間に言い放った「上弦の壱(黒死牟)は視力検査めっちゃ大変やと思う」だった。黒死牟には目が6つある。

「メガネとかすんごい形なんやろうね」と返事すると、もうスースー寝ていた。

しいたけ

  • 2024年11月03日
両親と姉一家と集合し、しいたけ狩りをしてバーベキュー。とんでもない量のしいたけを食べた。しいたけを美味しく食べるコツは、最初に30秒ほど白い面を下にして焼き、ひっくり返して塩を軽く降って、ひだの部分から露が出てくるまで焼くこと。

その後ボウリング。大いに盛り上がり、夕方までたくさん遊んだ。ボウリングの成績は、まあまあ。

帰り道はドチャクソ渋滞。疲れて平和堂のフードコートで夕飯を買って帰宅。

  • 2024年11月02日
連休初日は大雨。朝イチでピャッと市役所に行って、息子の図工作品が出展された小学校・中学校の芸術展。本当に息子の作品も飾られていた。息子は恥ずかしそうにしていて、でもやっぱり喜びに溢れて良い顔をしていた。息子の作品とそれを眺める息子を交互に連写。息子曰く「タコの切り絵を貼ったのが良かったんやと思う」とのこと。

ザーザー雨の中、子らの小学校の秋祭りが開催された。雨であれば中止かと言われていた中、体育館や廊下を使って出店を並べるなど工夫して開催してくださった。娘は友人と、息子はわたしと学校へ。腹いっぱい食べて、昼からはカッパを着て水泳教室へ。夜はカレーをつくった。

妻が仕事だったこともあって、朝からひたすら3人でひとつの塊になって動いた。

付箋くん

  • 2024年10月29日
息子ですが、今日はおでこに付箋を3枚貼って過ごしていたそうです。素晴らしい。

ボルテスⅤレガシー

  • 2024年10月26日
日中は仕事。

夕方にお暇をいただいて、フィリピン版ボルテスⅤ(実写)の映画を観に行った。ボルテスⅤは小学生の時にサンテレビで再放送をやっていて、全話観たことのある思い入れの強い作品。塾に行く前の時間だったので、よくカップ焼きそばを食べながら観てたなあ。差別について学んだのもこの作品が初めてかもしれない。

大人になって仕事で行ったフィリピン出張の際に村で歓迎セレモニーをやってくれて、その時にこのボルテスⅤの主題歌の演奏が始まってとても驚いた。話を聞くとフィリピンでは熱狂的に愛されている作品で、この歌もみんな歌えるよとのことだった。おかげで、どこに行ってもボルテスⅤの話をすればコミュニケーションが取れたし、そういう意味でも思い入れがある。フィリピンはごはんも美味しかったし、良い国だった。百貨店みたいなところのレジで男女がめちゃくちゃチュウしてたけど。

映画の内容はというと、原作ファンとしてやってほしい描写は全部やってくれて、クオリティも高くて大満足。本当に格好良かった。

本編前にはエキストラで参加した「室町無頼」の予告もバーン!と流れた。いよいよやね。

付箋少年

  • 2024年10月24日
息子が授業中から帰宅するまでおでこに付箋を貼っていたとのこと。関わった大人すべてが、息子がおでこに付箋を貼ることに対して何も言及しなかった優しさが愛おしいし、「やってみたいと思ったから」という理由でずっとおでこに付箋を貼っていた息子も愛おしい。この世界にはまだまだ優しさが溢れている。「やってみたい」というプリミティブな衝動にまっすぐに、のびのびと生きてほしい。

ちなみにおとうさん(わたし)は小学生のときに「一度やってみたいと思ったから」という理由でう◯ちを思いっきり踏んでみて、新品の靴を台無しにしてしまったことがありますよ。

オジキャン

  • 2024年10月21日
淡路島にて、会社のキャンプ仲間KさんMさんとキャンプ。風が強くて、背の高いMさんのテントは何度も風で吹き飛ばされそうになっていた。

Mさんの粋なはからいで海釣りをすることになり、初めての挑戦。今日は風も強いし全然あかんと思いますとのことだったけど、1時間ほどでアジが20匹以上釣れた。最後にはちっちゃいけど鯛も釣れた。アジは骨を取って皮をむいて唐揚げに、鯛は鱗を取ってそのまま焼いて食べた。お野菜以外の食材で、調達からお調理までの一連を経験したことがなかったので、とても貴重な体験だった。文字通り、命をいただいているという感覚。命に生かされているという感覚。

今回インナーテントなしでパップテント1枚のみ張ってみたところ、風がビュウビュウ入ってきて寒いわ、風にはためくテントの生地が頬をビンタするわでなかなかのハードさ。それでも爆睡でした。

某ドラマ

  • 2024年10月16日
7時45分集合、某府某所にてドラマの撮影。特殊メイクを施していただき、14時半頃まで待機。普段は静かに本を読んで待つのだけれど、今日はおしゃべりをしたり昼寝をしたりであっという間だった。柔軟体操や動きの練習をする時間を経て、撮影は1時間ほどで終了。血の目薬のようなものも使ったりして全身ずぶずぶに血みどろ。メイクを落として17時半頃解散。

Netflix「サンクチュアリ -聖域-」を一気に観る。前半こそヒヤヒヤしたものの、後半はがっつり熱い。いろいろと伏線を張ったまま終わってしまったので、続編があるといいけど。

ハチオージャー(カグラギ・ディボウスキ)こと佳久創さんも大変むつかしい役どころとしてご出演なさっている。キングオージャーのエキストラに参加したときにもいらして、にこにこと声をかけてくださった思い出がある。

帰ってご飯を食べた後、娘がわたしでお化粧の練習をしたいと言うので練習台になる。アイラインを引いたり、ラメ入りのアイシャドウを塗ってくれた。かわいくメイクしてくれたのに申し訳ないけれど素材がくたびれたオッサンなので、限りなく不気味な仕上がりになった。鏡を見て娘と大爆笑。遅れて帰宅した妻は一切笑わない。It's so cool…

一日に2回もメイクをしてもらった日。

ソロキャンプ

  • 2024年10月12日
午後から有給をとって、奈良の柳生キャンプ場へ。山道を走り1時間半ほどで到着。平日ということでガラ空き。

娘がほぐしてくれた麻紐で火起こしをして、じっくり火を育ててからもろもろ料理。パッタイと中華スープを作った。パッタイがめちゃくちゃ燃えた。

ご飯の後片付けをして火の始末も終えたらやることがなくなり、そのまま20時半頃就寝。

4時前に隣のテントの人の爆音オナラで起床。

ボウリング大会

  • 2024年10月10日
会社メンバーでボウリング大会、からの居酒屋。昔は公私を完全に切り分けて、個人的な話なんて会社ではほとんどしなかったし、こういう会社の飲み会はひたすら避けていたけれど、そういうこだわりみたいなものが年齢を重ねていく中で無くなって、どんどん自分の話もするようになった。

老舗のボウリング場で、レーンは20ほど。わたしの投げる力が弱いせいか、明らかにボールが当たっているのにピンが倒れずススッと横に移動するだけ、というシーンが何度もありキーッ!となった。

ボウリングは最下位で散々だったけど、みんながYOU TUBEのチャンネル登録をしてくれたのでOKで~す。

チェーン

  • 2024年10月06日
家族で始めてのボウリング。子らにええとこ見せたろと思って張り切ったものの、結果は生まれて始めてボウリングをした娘と全く同じスコア、78だった。息子は62。

「極悪女王」でダンプ松本がチェーンをぶりんぶりん振り回すシーンがあって、先週の月曜日に娘のピアノ教室が休みなことを忘れて迎えに行ってしまい、教室の駐輪場がチェーンで閉鎖されているのを見落としてトップスピードで駐輪場に突入してチェーンに激突して「チェーン!」というすごい音を住宅街に響かせながら地面に叩きつけられたことを思い出した。

落ち込んだり元気になったり

  • 2024年10月05日
某文学賞、落選。ハァァアンッ!となるも、このタイミングで通販の注文が入ったりエキストラ関係で某所の準レギュラー化の打診があったりとええ話もあったりして、プラマイプラ。似顔絵もたくさん受注いただき、かろうじて絵描きとしても生き永らえさせていただいている。虫歯の治療で新たに装着した銀歯もいい感じ。

この間読んだ高山なおみさんの本で推薦されていた絵本「ふくろうくん」(アーノルド・ローベル)を読んだ。暖炉のある家でひっそりと暮らすふくろうくんの「ぼく こんばん なみだで おちゃを いれようっと」というセリフから始まり、ふくろうくんが悲しかったことを思い出してぽろぽろと涙を流す。「あしのおれてしまったいす。」「うたえなくなったうた。」「ストーブのうしろにおっこちてみつけられっこないスプーン。」「だれもみてくれるひとのいない あさ。」「おさらにのこってしまったマッシュポテト。」「だってたべたがるひとがひとりもいないんだもの。」等々…。心臓がギューとなった。

あとはNetflixで「極悪女王」を見始めたところ。ゆりやんさんや剛力彩芽さんらはこの撮影のために長い時間をかけてトレーニングを積み、体重を10kg以上増やして撮影に臨んだそう。何もしていないのに、何の目的もないのに体重を10kg以上増加させてしまっているわたしは一体何?と思いながら観ている。

家で作った焼き芋が甘くて美味しくて妻に「甘すぎてもうアモーテ・アモーテやね」と話しかけるも「は、意味不明」と言われる夢を見た。

バリ山行ばり最高

  • 2024年10月01日
息子がわたしのランタン(LEDのやつ)を持ち出して、寝室で頭から布団をかぶってモゾモゾやっていた。布団がぽってりと光っていて、声を掛けると「光を見て味わいをしてるねん」と言っていた。味わいをする、という日本語は本当にあっても良いかもしれない。お布団に入ってきてと言うので顔をつっこむと、なるほど確かに味わいがある。光に照らされた息子の笑顔も尊かった。

娘は先日買ったスケジュール帳に予定を書き込んでいて、家族と友人と推しの誕生日と、それから給食がカレーの日に「カレー」と書いていた。寝る瞬間にランタンの光について、オレンジの光は温かいイメージ、白い光は冷たいイメージ、わたしはオレンジの光が好き、と言ってスーッと寝た。


「バリ山行」(松永K三蔵)を読んだ。バリは関西弁の「めっちゃ」の意味だと思っていたので、めっちゃ山の中に行きまくるんだろうなと思って読んだら、確かにめっちゃ山の中に行きまくるけど「バリ」は「バリエーションルート(通常の登山ルートと異なる、整備されていない困難な山の中を進んでいくルート)」という登山用語の略称だった。「山行」は「さんこう」と読む。松永さん曰く、「バリ山行」のイントネーションは「くりきんとん」とのこと。

中年会社員が主役ということもあり、会社での立ち振舞いの描写がグサグサと突き刺さる。山登りの場面では、結婚前に妻と登った六甲山が出てきて懐かしい。当時は風吹岩でコーヒーを美味しそうに飲んでいる男性3人組がいた。そこだけ景色がやけに光って見えた記憶がある。

キーマンとなる妻鹿さんのキャラクターも格好いい。圧倒的に憧れる。物語の終わり方も気持ちよくて、バリ山行ばり最高(韻を踏みました)。そして読み終えた後に何気なく本のカバーをめくって、オワーッ!となった。

松永さんのブログも面白くて、一気に読んだ。

にっちょうび

  • 2024年09月29日
7時過ぎ、コメダ珈琲でひとりモーニング。優雅に本でも読みながらゆるりと…の予定が、隣のテーブルにいらしたおじいさん2人組の口臭が鮮烈すぎて、息を止めながら一気にトーストを食べてコーヒーを胃に流し込んで退散。公園で30分ほど本を読んで帰った。帰りに義妹のゆきちゃんと自転車ですれ違う。「あ!」「やあ!」と声をかわす。仮面ライダーガヴとブンブンジャーを観た。ガヴがええ感じ。

コーナンに行く用事があったので、キャンプ用に薪を買った。広葉樹の薪1,200円。能勢の道の駅では500円ほどだったので割高ではあるけれど、今回は事前購入しておく必要があったのでしゃあない。

どよんび

  • 2024年09月28日
先週の歯医者(定期検診)で左上奥歯が虫歯になっているので来週治療しましょうね~神経抜きましょうね~と宣告されてから一週間、重い気持ちで過ごした。軽やかに言われる「神経を抜く」というフレーズほど怖いものはない。せっかく涼しくなってきたというのに、今週は秋を楽しむ余裕もなかった。

14時に歯医者へ。麻酔、痛くなさすぎて本当に効いているのか不安になる。その後麻酔が効くまでしばし待機した後、いよいよ処置が始まった。まずは歯のクリーニングをしてくださっているのか、歯の表面をササーと撫でる感触。いつ突然激痛が走ってもいいように、マロンクリームのハンカチを潰してしまいそうなほどに固く握りしめて臨んだ。表面ササーッが10分ほどあったところで、「終わりましたよ」とのこと。思わず「そんなはずないですよね」と返事をしてしまった。

今まで別の歯医者で治療をしてもらったときは激痛に次ぐ激痛だったのに、今回のは何?しかもトータル15分ほどで終了した。待合室で待ってくれていた子どもたちは「おとうさんの絶叫が聞こえなかった」と少し物足りなさそう。

その後スイミングへ。夜はシチュー。子どもたちとゲーム大会。23時頃まで熱中し、バタンキュー。

「本と体」(高山なおみ)を読んだ。料理家であり文筆家でもある高山さんお気に入りの26冊の本にまつわるエッセイ、それから対談が3つ。

編集者である筒井大介さんとの対談にて、特に本に思い入れのないままに絵本の会社に就職した筒井さんが長新太の絵本を読んで価値観をバコーンとブチ変えられたお話が印象的。「理屈じゃないものを提示してくれている」「社会常識にのっとって作られたものではなく、もっと根源的なものを見ている感じ」とあった。

焚き火

  • 2024年09月25日
Wikipediaの「メンダコ」の欄に「2段階で進化を遂げる」という記述があって、明らかな誤りなのでその行を削除したところ、不明なアルゴリズムが発動してWikipedia全体の記述内容がぐちゃぐちゃに書き換えられてしまい、世界中からその責任を問われる、という夢を見た。恐ろしすぎた。

「焚き火大全」(吉長成恭・関根秀樹・中川重年 編)を読んだ。

焚き火にまつわるあらゆるアレコレが盛り込まれている圧巻の350ページ。歴史、技術、材木の種類、道具、料理、文化、焚き火文学…などなど。キャンプにおける火への向き合い方が全く変わってしまった。嬉々としてボウボウ燃やしていた自分を恥ずかしく思う。

冒頭、人類と他の動物との違いについて書かれている。決定的な違いは、火を使うか使わないか。

最初の火の利用は数百万年前、おそらく自然発火の山火事などで逃げ遅れた獣が焼け、その香ばしいにおいにつられて焼かれた肉を食べたことがはじまりではないか。火は硬い食物を柔らかいものに変える。こうして噛む回数が減ったことにより頬肉が緩み、頭蓋が大きくなる余裕ができ、脳が大きくなったので人類は劇的な進化を遂げることになった、とある。

暑すぎ

  • 2024年09月19日
相変わらずA・TSU・SU・GI☆

春頃にエキストラとして参加した映画の制作発表があった。撮影時はタイトルが伏せられていることがほとんどで、よくわからないままに参加させていただく機会が多い。今回は募集メールの段階でビビビッときていて、やはり思っていた通りジャルジャル福徳さんの小説原作だった。大好きな小説なので、参加できてうれしい。来年の春公開。

一年前の今頃は「室町無頼」のクランクインで、そこから3ヶ月以上、のべ10回以上撮影に参加する機会があった。毎回楽しすぎたし、一度だけピンマイクをつけてセリフを言う機会があった。あれは緊張したけど良い機会だったなあ。こちらは来年1月公開。

「あのころなにしてた?」(綿矢りさ)を読んだ。コロナが猛威をふるい始めた2020年一年間の日記エッセイ。綿矢さんの描くチャーミングなイラストとともに、不安とともに過ごした一年がギュッと詰め込まれている。

4月7日に非常事態宣言が出たときのことはよく覚えている。子どもの入学式の日。いろいろなプロセスをすっ飛ばした超高速入学式で、開会から閉会まで6分だった。その日の夕方に非常事態宣言が出て、情緒がぶりんぶりんに乱れた記憶がある。

あとがきで「以前は自著の読者の方から共感が欲しいと思ってたけど、今は、共鳴したいと思う。」「洞窟に向かって何か語りかけ、ある特定の言葉を発したときだけ奥の暗がりから反応する声が返ってくるのを、耳を澄まして聴いているような心境だ。どの言葉なら反応があるかを常に探している。」と書かれている。

土曜日

  • 2024年09月14日
早起きしてオーダー漫画の仕上げをして入稿。これで手元にある漫画系の依頼は全て完了!ヒューヒューだよ!(feat.桃の天然水)

昼から子らの歯医者と水泳教室へ。合間にメルカリの発送。灼熱。セミもガンガン鳴き散らかしている。

夕方からお暇をいただき、土かべ文庫に行きコーラフローズンを飲んだ。信じられないくらい美味しくて、レジで興奮して喋りまくってしまった。ずっと探していたピーターラビットの料理本他、8冊ほど購入。他にも良い本がたくさんあったけど、それはまた次の機会に。

ラーメンを食べて超笑顔で帰宅。息子とキン肉マンの超人について語り合った後、寝ました。

藤子不二雄

  • 2024年09月13日
午後からお休みをいただき、子らの参観へ。この時期の参観は初めて。

帰宅後息子が小学校でパーマンとキテレツ大百科、それからエスパー魔美を読んだ、アニメがあるなら観たいと言うのでネットで探すとなんとAmazonプライムで藤子不二雄作品の配信が始まっている。ということで、ナミチョチョ絶叫視聴。

エスパー魔美は改めて観るとぶっ飛んでいた。あとは高畑さんがもうとにかく懐かしすぎ。ネットの情報によると、高畑さんは日本司法制度に精通しているらしい。魔美がこめかみに当ててテレポーテーションするハート型の装置、わたしの薄い薄い記憶の中にはそれの星型バージョンがあって、高畑さんが使っていたような気がする…記憶違いかな…。

キテレツはブタゴリラがトンガリを本物の銃で撃ってしまい、窓を割り飛び出して逃走する回を観たかったけど、残念ながら配信されていなかった。(各作品20話ずつくらい厳選されての配信)

ちなみにキテレツ大百科のアニメは本来は全331話。まあまあいかつい。

息子はエスパー魔美の「グランロボが飛んだ日」という回を気に入り、何度も観ている。

「本が語ること、語らせること」(青木海青子)を読んだ。奈良で私設図書館ルチャ・リブロを営む青木夫妻が、図書館での出来事を綴ったり、読者の悩みに本の内容を紹介しながらやさしく回答されている。苦しみを乗り越えた、または苦しみとともに生きている人の言葉はどこまでもやさしい。

生きづらさを抱えた人へのケアが、個人の思いやりや想像力まかせになりすぎている。「他社への想像力がない」と切り捨てるのではなく社会の中に仕組みを作るべきで、自身の営む図書館も仕組みとしての緩衝材になっている、というふうなことが書かれていた。

愛しき光たちよ

  • 2024年09月08日
平日は空き時間を見つけてはストレンジャー・シングスを観ている。なんじゃあの作品は。シーズン1の終盤、バラバラに展開されていた3つの点が一瞬にして収束して怒涛の展開が続く。SUPER OMOSHIRO SAKUHIN。しかしまあ、突然ンーマッ!と恋人同士が熱烈なキッスをするシーンが挿入されるので、電車で観ているときも油断できない。ンーマッ!ぽい流れになったらすぐに再生を止めて、続きは家で観るようにしている。ンーマッ!シーンだけスキップ機能とかないのかな。

昨日から今日にかけては、川西の不死王閣という温泉旅館に宿泊した。ロビーには手塚治虫のサインが飾られていた。昨日の昼に妻父母の古希祝いの食事をして、妻父母は帰宅され、我々は宿泊という流れ。甥っ子ら含めると子どもが7人。賑やかで楽しい一日だった。

3~7歳の男子ーズ4名を温泉に連れていったとき、3歳の甥っ子に「ちんちんもよく洗わなあかんで」と言うと「ちんちんって言っちゃだめ」と穏やかに窘められた。続けざまに「おちんちん、って言うんだよ」と説明してくれた。ちんちんのことはちゃんとおちんちんって言おうと誓った。

風呂上がりは男子ーズが4人で体重計に乗り「100キロいかへん」と言っている光景を見守っていると「ヒロキンさんも来て!」と呼ばれた。私も含め5人でああでもないこうでもないと工夫をしながらちっこい体重計に乗り、無事全員乗った。体重計は130キロを指した。子らがどよめきのような声をあげた後、「やったー!」と喜んでいた。皆がワーッと言うので、抱きしめた。「みんなで乗っても70キロやったのに、ヒロキンさんが乗ったら130キロになった!やったー!」と言っていた。

二日目の今日はカップヌードルミュージアムでオリジナルのカップ麺を作って、マクドでみんなで食事をして解散。

愛しき光たちの幸せを願いながら帰宅。やる気が漲っていたので、洗濯機2回まわしからの掃除機ガーガー、漫画ガリガリ、メルカリシュピシュピ(出品のこと)。

戦う勇気ではなく、逃げる勇気を

  • 2024年08月30日
台風どないなってまんねん。あれこれが前倒しになったり後ろ倒しになったりと、仕事の段取りがわやくちゃになっている。

「地面師たち」が観たくてNetflixに加入した。ハリソン山中が子らの通う学校の校長先生に似ていて、ハリソンが悪いことをする度に「校長…」と胸がジクッとする。脚本は大根仁、音楽は石野卓球。面白いことが保証されている前提で観たのに、しっかり最高だった。

「ぼくにはこれしかなかった」(早坂大輔)、「文化の脱走兵」(奈倉有里)を読んだ。

「ぼくには~」はBOOK NERD店主の早川さんが、店の立ち上げまでの経緯とそれからのことが描かれている。社会人としてのキャリアやプライベートでの紆余曲折を経て、店を営む。読者に向けて語りかけるように話が紡がれていく。

「文化の~」はロシア文学研究者であり翻訳家の奈倉さんによるエッセイ。戦争についてセルゲイ・エセーニンの詩を引用したのち、「戦う勇気ではなく、逃げる勇気を。なにかのため、誰かのために犠牲にしていい命など、ひとつとして存在しない。」ときっぱり書いていらした。

40も過ぎて他人の人生に影響を受けることもなくなったけれど、人生のアナザーストーリーとしてどちらの本も興味深く読ませていただきました。

にっちょうび

  • 2024年08月25日
珍しく久しぶりに原稿が立て込んでいる。午前中にインセクツの漫画を仕上げてMさんにメール。すぐにレイアウトされたページ見本が届いて、お仕事の速さに驚愕する。新刊の内容もとても楽しみ!

子らの夏休み最終日。午前中は原稿バタバタで家族と何もできなかったので、息子を連れて市民プールに行った。人は相変わらずまばら。本気でバタフライをしたり、息子と水中でいかに変なポーズを取るか対決をして爆笑した。プールの後、そのままマクドナルドに行ったのも良いムーブだった。モリモリ食べて、帰って2時間昼寝。夜はオムライスをつくった。

以前は夏休み明けの登校日朝まで宿題をやっていたときもあったけれど、今回は計画的に進めたこともあって全て終えており、穏やかな最終夜。

ゲゲゲ

  • 2024年08月24日
「ゲゲゲの女房」(武良布枝)を読んだ。水木しげると過ごした日々について、妻である布枝さんの視点から描かれた話。壮絶であり、暖かく、そして情熱的。左手のない水木しげるが、左肩で原稿用紙を押さえて、原稿用紙に顔が当たりそうなほど近づけてガリガリと漫画を描いていたとあった。苦しい生活のことも含め、とてつもない努力を重ねてもなかなか実を結ばない時代。やがて生み出された数々の大ヒット作品。自分のこれまでの人生を振り返り、なんともぬるいことかと猛省しながら読んだ。

夕方、小学校の祭の手伝い。やるぞという強い気持ちで行ったものの、朝礼台を20mほど運んで終了、あとは子どもたちを見守る係だった。

終盤はキャンプファイヤーをして、子どもたちが火を囲んでゲームをしていた。楽しそうにハシャぐ子どもたちの中にいる息子もニコニコしていて、妻と恵比寿顔で見守った。キャンプファイヤーは最後に熾火になった炭を星の形にしていて、星が暗闇の中で瞬いているようでロマンチックだった。妻いわく、キャンプファイヤーの最後はこういうことをするものらしい。

準備で運んだ朝礼台を祭で全く使わなかったので、何?と思っていたら最後の最後に火の精霊(?)がキャンプファイヤーの火をたいまつにつけて、朝礼台でそのたいまつを振り回すという儀式があった。

帰宅後、インセクツ原稿ペン入れ。娘も隣でタブレットで熱心に絵を描いていた。

ゲゲゲパワー(「ゲゲゲの女房」を読んで漲ったやる気)で1時半頃までひたすらガリガリと漫画を描いた。

夕方

  • 2024年08月22日
仕事終わりに学童まで息子を迎えに行く。

学校が工事中なので、裏口ではなく正門から入って運動場を横切る。広い大きな運動場を息子とふたりポツンと歩く。なかなか珍しい光景だったので息子と記念写真を撮る。息子がこの学校の守衛さんは時々寝ているので帰りに確認したいと言うので、さりげなく守衛室の前を通るときに中を見る。

今日の守衛さんは寝ているどころか、目がバキバキでした。

TOTTORI

  • 2024年08月11日
夏休み旅行第二弾は鳥取へ。朝7時半出発。

道はそこまで混んでいなくて、寄り道をしつつも14時頃には皆生温泉に到着。宿の前が海だったので水着に着替えて泳いだ。砂浜に人がぜんぜんいなくて貸切状態。見渡す限りの広い海の中、家族が毛玉のようにひとつの小さな塊になって浮いた。ぬるいね、しょっぱいね、と言いながらキャッキャと浮いた。浅いところを潜って海底を掘るとたまに何かが出てくることがあって、息子とあれこれ頑張った。ストップウォッチのようなものと、カニのおもちゃを発掘。

夕方チェックインして食事をとり、温泉へ。浴場に誰もいないことを確認して、15mほどの大浴槽でバタフライチャレンジをした。見事泳ぎきって、息子にガッツポーズをしたら「人がいるよ」と小さな声で注意されハッとなった。浴場に入ってきたおじいさんと目が合った。すみませんと会釈をして、そそくさと風呂からあがった。息子には申し訳ないことをしてしまった。

21時頃就寝。

翌日は20kmほど離れた場所にある境港へ。水木しげるロードを歩く。暑かった。

水木しげる記念館が良すぎた。子どもの頃おばあちゃんに妖怪の図鑑を買ってもらって、それをボロボロになるまで読み込んで、「のんのんばあとオレ」という妖怪が出てくるドラマを夢中で観て、妖怪の絵をたくさん描いていたことを思い出してしみじみした。妻は、展示されている水木しげるの生涯について書かれた解説を全て読んでいた。わたしと子ども達はわりとペッペッと見ていき、気になる妖怪だけをじっくり見るスタイル。油すましが好きなので、たっぷり愛でた。

夫婦仲良しの秘訣を聞かれた水木しげるが「相手に期待しないこと」と言っていた。妻とそれを見てほんまやなと笑う。

その後、海とくらしの史料館に行った。ちょうどタイミングよくサメのカツを配布していて、ヨシキリザメというサメと何かのお肉を練り合わせたカツをいただいた。家族全員、初めてサメを食べた。サメだね、サメだねえと言いながら、食べた。

大阪へ帰る。帰りも3時間半ほどで到着。

家が間もなくのところに来て娘が「楽しい旅行が終わってしまうのが本当にさみしい」と呟いていた。「私もー!さみしー!胸がギュッとなってますー!」と叫びそうになりつつもグッとこらえて、月を睨んだ。

雷光

  • 2024年08月04日
昼食の後に家族で市民プールへ。

泳ぎだして5分ほどで休憩時間になった。1時間に1回、安全点検のために休憩タイムが設けられている。お茶を飲んだりしているとみるみる空模様が変わり、雨が降り出した。落雷の可能性があるため、天気が良くなるまでプールは利用中止とのことで、屋根のあるテントの下で待った。

30分ほど待ったものの天気は良くなるどころかどんどん酷くなって、地面を突き刺すような雨と激しい落雷。稲光もくっきりと見えるほどにえげつない光と音。しばらくは花火を見るときのように、まわりの人たちとオオーでかい、でかいねえと見守っていたものの、子どもたちが怖がり始めたので退散。

服に着替えて、わたしが駐車場に車を取りにいくことになった。子どもが大きなタオルを貸してくれたので、ねずみ小僧のような格好で車まで走った。雨が大粒で、一滴一滴が肌にめりこむのを感じながら走った。

家に帰った途端、空ピッカーン。良い天気。

GetNavi

  • 2024年07月30日
夜にGetNavi WEB編集長のYさんとビデオ通話。

この度編集長が変わるそうで、これを機にGetNaviもいろいろと再編の動きがあって、わたしの漫画の連載も次回で終了することになった。2015年から9年ほど描かせていただいた。前任のHさんから、本当によくしていただいた。月に四コマ1本という細々した連載だったけれど、自分を漫画家たらしめてくれるものがこのGetNaviだったので、思い入れも大きい。

基本的に原稿は一発本番OKで、描きたいように描かせていただいた。一度だけ夢オチのものを描いたらHさんから「夢オチは今回限りにしましょうか」と指摘があり、以降は漫画に夢オチは描かないようにしている。

佐用町

  • 2024年07月29日
10時半頃に出発して兵庫県佐用町まで爆走。鶏白湯ラーメンを食べて、14時頃に西はりま天文台に到着。子ども時代に旅行でここに来て、またいつか家族で来たいなと思っていた場所。なんとか予約を取れて、やっと来られた。10年ほど前から母校である兵庫県立大学が管理しているそう。

14時半頃から星座早見盤のワークショップに参加して、16時にチェックイン。30年前と変わらない家族ロッジ(今回は「金星」という部屋だった)で焼き肉を食べて、19時半からの星空観望会に参加した。世界最大の公開望遠鏡「なゆた」でベガやアンタレスなど多くの星を見せてもらう。子どもたちにとっても忘れられない思い出になったようだった。銀河がとても美しかった。21時頃就寝。

翌日はひまわり畑を見たり、伊丹の昆虫館に行ったりなんやかんやで17時頃帰宅。

セミ

  • 2024年07月24日
朝、洗濯を干しているとベランダにセミが佇んでいることが多くなった。毎回、セミ!おる!となる。

そういう時はセミが飛び立たぬよう静かに静かに洗濯物を干して、息子が起きてきたら「ベランダにセミがいます」と耳打ちをする。息子はバッ!と覚醒してベランダに走ってゆく。しばらくして虫網をふりまわす息子の姿が目に入る。ジジジというセミの声がして、汗だくになった息子が満足そうに部屋に戻ってくる。

夏の朝。

MUNA SEA

  • 2024年07月23日
昼から有給。いったん帰宅して、塾に行く娘と一緒に出かける。三叉路で、じゃあまたねと別れてわたしは芦屋へ。16時前に某所着。某映画の撮影。

だんじりの曳き手としての参加だった。だんじりを曳く機会などそうないので、とても貴重な経験だった。汗にまみれながらエンヤショーエンヤショーとリハーサルをして、17時頃から本番。

だんじりの後方でオリャオリャとだんじりを押していたら、ここ(手すり?みたいな部分。曳き棒というそう)の上に乗って!座って!と言われる。見せ場としてだんじりをウイリーさせるらしく、後ろの曳き手は曳き棒の上に乗って重石のような役割をする必要があるらしい。わけもわからず飛び乗ろうとすると、同じくわけもわからず飛び乗ろうとした別のエキストラのおじさんの尻とわたしの尻が激しく激突して吹き飛ばされる形で落下し地面に叩きつけられた。エドモンド本田のスーパー百貫落としの体勢でアスファルトに尻から落ち、あまりの痛みに一瞬呼吸が止まった。引きずり出されるように救出され、衝撃すぎてその後は放心状態でエンヤショーした。

ちなみにカメラには1秒も映らなかった気がする。張り切って参加して尻を強打しただけ。むなしすぎる。

以前科捜研の女の現場で一緒に参加していたSさんがいらしていたので声をかけ、途中まで一緒に帰った。また会いましょうねとLINE交換。

帰宅後、息子に尻の様子を見てもらう。7歳の息子は、この家で嫌がることなくわたしの尻を見てくれる唯一の存在。息子はジーッと尻を見て、「一か所だけ、うすだいだい色じゃない部分がある。ちょっと赤い」と言った。そっか、今の子は肌色という表現をしないんだなと思うと同時に、尻の心配をした。

ジンジンと痛む尻をいたわりつつ就寝。
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