生活について

今日のこと

仕事中に人命救助をした。

数年前に救命講習を受けていたこともあり、いつこういった機会に遭遇しても大丈夫と気持ちの上ではずっと思っていたんだけど、いざ現場に立つと一瞬頭が真っ白になってしまった。救命活動中のことはあまり覚えていない。気づいた時には救急車が来ていて、搬送されるのを見届けて、そのまま会社に戻った。エレベーターに乗った時に自分の手を見るとブルブルと震えていて、シャツは汗でびっしょりと濡れていた。トイレでちょっとだけ泣いて、仕事に戻った。

その方は亡くなったらしい。人命救助をしていたときの身体の感触が今でもはっきりと手の中に残っている。

やはり、生きていてほしかった。生きていてほしかったなあと思う。



家に帰ると、子どもたちがいつものように飛びついてきて、いろいろにぎやかにお話をしてくれた。何か悲しい出来事があったとき、こういういつもと変わらない日常に何度も救われてきたなあと改めて感じる。

9月が終わります。
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