赤い公園、津野米咲さんの訃報。
死というものは、それを意識する当事者にとっては、人々が考えるよりもずっとずっと近くにあるということを、小学生の頃から認識している。あんなに明るい人が?あんなに幸せそうな人が?なんてことを、わたしは簡単には言えない。わたし自身も小学生の頃イジメられていたときなんかは、仲の良いクラスメイトの前では気丈にふるまっていたけれど、常に「死ぬ」ことを意識していたし、ビルの屋上の柵に手をかけて地面を覗き込んだとき、案外怖くないもんだな、これを乗り越えるだけで絶望から抜け出せるのかなと思った記憶がある。
当時の自分のことを思うと、今でも涙が出る。
津野さんの音楽、もっともっと聴きたかったです。安らかに。