生活について

ラフラフラフ

ネーネーの小学校の運動会。天気は晴れで、暑かったり寒かったりとせわしない気温の一日だった。木枯らし1号が吹き荒び、グラウンドでは何度か砂嵐が巻き起こっていた。

ネーネーは3競技に出場するので、保護者は時間に合わせて来てくださいシステムだった。掃除やらなんやかんやしていたら開場時間を過ぎてしまい、カールルイス並みの全力疾走で運動場に駆け込んだ。なんと保護者組はまだ2組しか来ておらずガラガラだった。うち1組は、先に来ていた妻とシュシュ。シュシュは保護者席前に張られたロープをちょんちょんしたり引っ張ったりと退屈そうだったものの、しばらくすると同じ保育所に通う子たちも観覧に来たので、一緒に校舎の花壇で虫探しをしていた。

ネーネーは校長先生の挨拶のとき、背筋をピンと伸ばして手は指先までまっすぐに揃えて立っていて、凛としていて素敵だった。どの競技も一生懸命頑張っていて、とにかく胸が熱くなった。

昼前に運動会は終了。シュシュのリクエストにより、そのまま近くの公園に行った。前に来た時は虫がたくさんいた茂みが全て刈り取られていて、虫っこ一匹おらずで残念そうにしていた。虫さんはお引越ししちゃったんやね、という話をする。

帰宅時、玄関先にGOKIBURYがいて、シュシュと怯えながら家の中に入ろうとすると普通に一緒に入ってこようとするので叫んだ。少し遅れて妻がやってきたので、3人で叫びながら帰宅。しばらくしてネーネーも帰宅。

夜は単行本作業を0時半頃まで。まずはラフを40点。


・「地図」(太宰治)
・「言ってはいけない」(橘玲)
・「向田邦子ふたたび」(文藝春秋編)
・「私の大好物」(文藝春秋編)
・「スーパー建築探偵術入門」(文藝春秋編)
・「激走!F1」(文藝春秋編)

太宰の「地図」は初期短編集で、中でも16歳の時に書いた「角力」という作品が良かった。友人たちの前で兄とすもうを取って、一度目は兄に勝ち、二度目は兄のためにわざと負けた弟の誠二。まわりの人間は兄を褒め、誠二は馬鹿にされる。弟がわざと負けたことに気づかない兄は、えへんと得意ぶっている。誠二はそんな兄のことを、情けないと感じる。なんかこういう話、現実でもよくあるなあといろいろなことを思い出した。

文藝春秋文庫のビジュアル版をこちょこちょと集めている。いずれも古本屋で買ったものだけれど、「スーパー建築~」には前の所有者と思われるおっちゃんとホステスの方と思しき女性がカラオケで一緒に歌を歌っているスナップ写真が挟まっていた。

おっちゃん、ええ顔してました。
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