生活について

通勤中は本を読んでいるけれど、今日はなんとなく景色をぼんやり眺めていて、淀川を横断している時に太宰治の「海」というエッセイを思い出した。2Pで終わる短いエッセイに太宰の人間らしさが現れていて、とても好きな作品。

海沿いを電車で通ることを知り、子どもに初めて見せる海を今か今かと待ち受けていて、さあやっと海が見えた!と子どもに知らせると、子どもに「川だわねえ」と言われ、挙げ句寝ぼけていた妻にまで「ああ、川」と言われ、「なんでやー!」と憤慨しながら黄昏の海を眺める。

ソワソワしながら車窓を眺める様子と、がっかりした様子で車窓を眺める様子を想像してクスッとなる。
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