生活について

金曜日

「ペロー童話集」を読んだ。なんともかんとも「グリゼリディス」に出てくる国王の王女(妻)に対するモラハラがえげつなさすぎて、キッツ~と思いながら読んだ。現代でこんなことしてtwitterに投稿でもされたら1秒で大炎上するレベル。

並行して読んだ「大人もおどろく夏休み子ども科学電話相談」(NHKラジオセンター)は優しくてユーモアのある大人たちが出てきて、子ども達のするどい探求心&素直な心にうなずきながら一気に読んだ。特に印象に残ったのが「植物は人間の言葉を理解するって本当?」というもの。よく「毎日優しい声をかける植物と、ひどい言葉を浴びせる植物とでは成長に違いは見受けられるか?」が話題になることがあるけれど、それに対する答え。言葉自体は理解していないものの、「触られる」とそれが刺激になってたくましく育つようになるらしい。以前、自宅でかぼちゃを栽培していたときに、全然元気がなくて今にも枯れそうという段になって毎日「がんばれ~」と声をかけながら葉をさすっていたら、突然元気になって茎は極太になってたくましく育ったことがあった。あの時は自分の思いが通じたのかもと思っていたけど、実際はこういう理由だったわけですね。これから植物を育てるときは触りまくろうと思う。

あとは「幼虫はなぜサナギになるのですか?」という質問への回答の中で、蝶の鱗粉についても触れられていた。幼虫から成虫になる上で不要になったものを鱗粉という形で捨てていっているらしい。ゴジラに出てくるモスラは鱗粉を撒き散らしながら飛んでるけど、要はいらんものを大規模に巻き散らかしてはるわけですね。

あと今週はもう一冊、「発掘捏造」(毎日新聞旧石器遺跡取材班)を読んだ。2000年に発覚した、考古学界や歴史学の世界を揺るがしたスクープを生んだ毎日新聞取材班によるもの。遺跡の発掘に赴けばほぼ必ず石器を発掘し「神の手」と崇められたF氏の偉業が、実はF氏自身の捏造によるものだった。この事実自体は、当時大々的に報道されていたこともあり知っていたけれど、スクープに至るまでに取材班が追った軌跡が手に汗握るものだったのと、スクープ発覚後の考古学会への影響などがまとめられていて、とても重い気持ちになった。

お風呂に貼ってある世界地図を見て、子どもと話をしているとロシアはどこ?ウクライナはどこ?戦争ってなに?どうしてそんなことをすんの?と質問攻めにあった。言葉を選びながら説明してみたものの、なんとも言えない気持ちになった。

悲しくてやるせない。
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