生活について

3月

一瞬で3月に突入。会社の仕事が鬼のような忙しさで心が完全に無。4月末までは鬼多忙なので、ひたすら無の心で過ごしてやりきるしかない。今月は原稿2件なので、そっち方面は余裕あり。

「怪談 牡丹燈籠」(三遊亭円朝)を読んだ。落語の「怪談噺」というジャンルの作品なのだけど、前知識もなく読んだので、最近の作品なのかと思いきや読後に1800年代の作品だと知ってO・DO・RO・KI☆

作品の内容はというと、これまた最高で怪談×愛憎×仇討のクロスオーバーといった具合で、前半は怪談要素が多く、後半は仇討がメイン。2つの情景がパンパンと切り替わり、最後の最後にそれらが繋がり収束していく。落語って今まであんまり興味なかったけど、怪談噺はクセになりそう。いろいろ探してみよう。

あと「檸檬」(梶井基次郎)を読んだ。代表作とされる表題の作品よりも、個人的に好きだったのは「路上」という作品。いつも歩く道とは別の新しい小道を発見してそこを歩くんだけど、途中ぬかるんだ坂道で足を滑らしてしまい、えいままよとそのままスキーのような格好で滑り降りていく。坂道は2間(約3.6m)ほどでその果ては見えず、最悪のケース崖からそのまま飛び降りるしかないと覚悟を決めて滑り降りていくんだけど、その姿を想像してフフッとなってしまった。
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