生活について

おっそろしい

電車のダイヤが変わったようで、会社の最寄り駅につく時間が3分後ろ倒しになった。たった3分変わっただけで、今まで毎日すれ違った人たち誰一人ともすれ違うことがなくて、代わりにすれ違う人たちは全く初めて見る人ばかり。

まるで違う世界線に来てしまったかのような不思議な感覚になった。

「魍魎回廊」を読んだ。京極夏彦はじめ錚々たる顔ぶれによるホラーアンソロジー。傑作揃いでとても怖くて、少しずつ大切に読んだ。中でも「眠らない少女」(高橋克彦)が群を抜いて背筋凍りつき作品だった。恐ろしすぎて楳図かずお作品の「ギャーッ!」の顔で読んだ。日本の民話「うりこひめとあまのじゃく」を基にした1983年の作品。ほんまのほんまに恐ろしい作品だった。

お昼はモスバーガー。アーアー恐ろしい作品を読んでしまったなあと思いながら、ゆずジンジャーエールをチューッと吸った。

帰りは定時に会社を飛び出し、信号待ちの一瞬で交差点にある古本屋に飛び込み開高健集を購入。
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