生活について

春が来た

いつも通勤のときに前を通り過ぎる喫茶店がある。いつの頃からか、毎朝シャッターが半開きになっていて、そこで10人くらいの作業着を着た男性がたむろするようになった。気になりすぎて、一度その半開きのシャッターをくぐって店に入ろうとしたら「お店やってないんで」と断られた。ということで毎朝気になっていたけど、ついに謎が解けた。喫茶店の看板が外され、「○○警備」という会社名のプレートが掲げられている。要するに、警備会社の人が喫茶店の居抜き物件を事務所として使っていたのだった。文にするとしょうもないけど、自分の中では謎が解けてすっきり。

仕事帰りに胃薬をもらいにいつもの病院に行った。お薬の袋が紙袋から透明のビニール袋に変わっていた。袋にはマジックで病院名とわたしの名前がなぐり書きされていて、「次回も使うので持ってきてくださいね」とのことだった。これもSDGsの影響?

「晩年」(太宰治)を読んだ。

「死のうと思っていた。ことしの正月、よそから着物を一反もらった。お年玉としてである。着物の布地は麻であった。鼠色のこまかい縞目が織りこめられていた。これは夏に着る着物であろう。夏まで生きていようと思った。」

何度も読んだ作品だけど、この「葉」という作品の冒頭の文章がとても好きだ。

コロナワクチン3回目の接種券が届いたので、さっそく予約。今回は大規模接種会場ではなく市で摂取することにした。予約は思いの外ガラ空きで、今週の金曜日で予約した。前回も金曜日接種で、金土日と副反応の高熱にうなされ、月曜日にピタッと平熱に戻るという愛社精神あふるる副反応ムーブをかましてしまった。今回はどうかな。
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