生活について

レベルアップ

朝から事務作業こちょこちょ。自分が昔つくった「ごりら数え歌」という曲をカラオケで配信するための手続きを行った。

午前中、妻が保育所の懇談に行ってくれていたので、その間にネーネーとシュシュと公園に行った。シュシュはここのところ補助輪なし自転車の練習をすることに前向きになっているので、公園で初めて練習してみることにした。もともとストライダーのような自転車っぽい乗り物には乗っていたのでなんとなく感覚は掴めているようだったけど、やはりペダルを漕ぐ行為が思うようにいかないようで、2回だけ練習して「やっぱりきょうはやめとく」となってしまった。ひと通り遊具で遊んだ後、じゃあ家に帰りましょうかとなったときにシュシュが自転車にまたがって「もういっかいやってみる」と言うので少し補助をしていると、明らかに今コツをつかんだなという瞬間があって、その瞬間からまるで今までずっと自転車に乗っていたかのようにスイスイ走り出したのでネーネーと「えーっ」と驚いた。合計練習時間は5分くらい。うれしそうに自転車を走らせる後ろ姿を見て胸がキューッとなった。レベルアップの瞬間はとても嬉しくもあり、それだけ親の手を離れていく段階にまた一歩近づいたということで寂しくもある。

3人でアイスクリームを買って帰った。こないだコンビニでソフトクリームを買った時に自分の分を落としてしまったので(めっちゃ落ち込んだ)、今日はネーネーに「また落とすかもしれへんから今日はソフトクリームやめとき」と言われたり、「アイス落とすとあかんから持っておいてあげる」と言われたり、どっちが親なんかわからん感じだった。

昼はオムライスを食べて、昼寝。

夕方、歯医者に行ってからネーネーの音楽教室。待ち時間に「映画を早送りで観る人たち」(稲田豊史)を読んだ。いわゆる「Z世代」の人たちの文化に触れた作品で、とても興味深いものだった。

「ミレニアル世代が"未体験"に価値を求めるとすると、"追体験"に価値を求めるのがZ世代。彼らは先のわからないことや想定外の出来事が起きて気持ちがアップダウンすることを"ストレス"と捉える傾向が強い」ゆえに、映画などを観るときは予めネタバレサイトなどを見た上で面白そうであれば観る傾向にあるそうだ。あとは誕生日のサプライズ的な演出も現在は敬遠されているそう。

現代は文化的なものがあまりにも溢れている中では映画や音楽などを純粋に楽しむのではなく、「消費」していく感覚なのだそうで、そのために「タイパ(タイムパフォーマンス)がいいかどうか」も作品を「消費」するかどうかの基準になるとのこと。コスパという言葉は聞いたことがあるけれど、タイパは初めて聞いた。タイパを高める上で、映画の倍速視聴や10秒飛ばし視聴という行為は欠かせないものになっている。そういった中では例えば映像作品の中での「10秒間の沈黙(見つめ合う二人)」というようなシーンは無意味ゆえに、最近の作品ではセリフのない「間」で演出していくようなシーンが無くなっているという指摘もあった。

あとは本文中に出てきた、筆者が昔先輩に言われたひとことが、印象に残った。(以下、抜粋)

「本当に読ませたい原稿は、無料配布のフリーペーパーに載せてはいけない。安くてもいいから、きちんと値段をつけろ。人はタダで手に入れたものを大切に扱わないから」

これは自身が作品作りをしてきた中でもかなり思い当たるフシがある。
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