生活について

濃厚接触

とうとう我が家にもコロナ襲来。濃厚接触者となり、家族で5日間家に引きこもった。

濃厚接触連絡の翌日には茨木市より大量の救援物資が届く。シルバー人材センターのおじいさんが「重い~」と言いながら玄関に積み上げてくださった。とてもありがたかった。さらに翌日には大阪府からも物資が届いた。家から一歩も出ず、ひっそりと家族で過ごした。こんなにあっさりと世の中と断絶してしまうものかとあっけにとられた。暇と元気を持て余す子どもたちとはひたすらUNOに勤しんだ。本当にUNOくらいしかしていないのに毎日朝が夜になって、何をしていなくても何も考えていなくても、確実に時は過ぎるものだなと妙に関心してしまった。

ちなみにこの5日間で家族で一番盛り上がった瞬間は、救援物資に入っていたドライアイスを、水を張ったボウルの中に放り込んでブクブクと煙が立つのを皆で眺めているとき。刺激が他になさすぎて、ひたすら夢中になって煙を眺めた。

自宅隔離生活最終日。このまま何もないまま終わるのはいやだなと思い、絵本を作った。子ども達が寝ているうちに、下書きなしでコピー用紙に25枚ほど絵の具で絵を描き、ドライヤーで乾かしてすぐにスキャンして、レイアウトして印刷会社に入稿。作業開始から入稿まで5時間という、超スピード製作だった。作品名は「いしですねん」。絵本は漫画やエッセイと違って、最終的に読み聞かせをする人の声や演技によって物語が完成するところがとてもおもしろいなと思っていて、いつか作ってみたいなと思っていた。だから、完成してとても嬉しかった。

「スミスの本棚」(テレビ東京報道局)、「”ひとり出版社"という働きかた」(西山雅子)を読んだ。

「スミス~」は著名な人たちが自身お気に入りの一冊を紹介する本で、谷川俊太郎さんが元永定正の「ちんろろきしし」を挙げてらした。

「ほとんどの人は言葉に意味を探すし、意味が大切だと思っているけれど、この本にはまったく意味がない。文字の音と、形だけ。でも、そうしたものも言葉のある側面だということに気づく。」(「スミスの本棚」より抜粋)とおっしゃっていて、俊太郎ー!(敬称略)と思った。

あとは華道家の池坊由紀さんが紹介してらしたローズ・F・ケネディ「我が子ケネディ」がとても良かった。ケネディ大統領の母であるローズ・F・ケネディ。子が大統領になるという偉業を成すも暗殺されるという、過酷な試練をたくましく乗り越え生きた人。孫たちとの関わる中での一節「私は孫たちが、人生の時間が短く、あらゆる日も、あらゆる時間も貴重であることを理解するように望む。生きている間、その義務と美しさにおいて、完璧に生きることを希望する。」という言葉にとても重みを感じた。
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