生活について

ターボババア

ありがたいことにたくさん通販の受注をいただいたので、朝も早よからせっせと発送作業。4時過ぎに車を走らせ宅配ボックスで発送手続きをした。この時間はまだまだ外は真っ暗だけど、早朝マラソンをしているランナーが結構いて、中には車道を走っている人もいて本気のスピードで車の後ろを走って追いかけてくるおじさんがいて怖かった。

妖怪ターボババアやん、と思いながら車を走らせた。ターボジジイに追いかけられながら粛々と出荷作業をした。すべて終わったのが6時過ぎ。そのまま近所のコンビニでホットコーヒーを飲みながらチョココロネを食べた。

東北行きが急遽キャンセルになったこともあり、日中はゆっくり過ごす。

夕方サイゼリヤに行き、本屋で家族それぞれ欲しい物を買った。珍しくわたしは何も買わず。

「文と本と旅と」(上林暁)を読んだ。昭和初期に活躍された私小説家の随筆集で、山本善行さんが編者を務めていらしている。芥川や太宰、井伏鱒二などといった作家との交流話もあったりしてとても面白かった。

「僕たちは、あらゆる作家、作品、事物から、その好きなところを学んで、自分の魂を少しでも発展させるように心がけねばならぬ。例えば、小さな雪の玉を雪の原で転がしていればだんだん大きくなるように、我々の魂を大きくせねばならぬ。」(「文と本と旅と」(上林暁)"僕の文学開眼"より抜粋)

「人の一生には焦点がある。学問も経験も才能もそこに集って燃える時がある。その時の標準にしなければその一生はつまらない。」(「文と本と旅と」(上林暁)"本気の勉強"より中川一政の言葉を抜粋)

「私はそれらをなめるようにながめる。本箱の前に立ってながめることもあれば、座ったり寝そべったりしてながめることもある。帰省中には、それを何度もくり返す。そうして背表紙が並んでいるのをながめるだけで、私は陶酔に満たされる。時々勝手に引き抜いては、見返しやトビラや目次や奥付を見たり、パラパラとめくってみたりする。数ページ、その場で読み入ることもある。」(「文と本と旅と」(上林暁)"故郷の本箱"より抜粋)

最後の文は、古書収集に熱中する上林が家の本棚に収まりきらない本を故郷に送っていて、たまに帰省してはそれらの本が並ぶ棚をうっとり眺める様を書いたものだけど、自分もこうやって家の本棚をうっとり眺めることが多いので、その気持ちめっちゃ分かる~となった。できることなら上林の本棚を本人の隣で見せてもらって、一冊一冊どこでどうやって手に入れて、どんな思い入れがあるのか聞いてみたかった。
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