生活について

3連休

3連休。ありがたい。体調が悪かったこともあり2日間はのんびりと過ごし、最終日は家族で出かけた。バンドー青少年科学館に行った。ここは小学校の頃に遠足で来たこともあり、非常に懐かしかった。展示内容も殆ど変わっておらず、昭和の香りが残る科学館。ここに来るたびに、遠足のときにKくんがエレベーターの扉に指を挟んで泣いていたことを思い出す。

館内をブイブイ巡回し、12時過ぎのプラネタリウムを鑑賞。解説員のお兄さんの声がリラックス効果ありすぎて爆睡してしまった。テレビ石とソーラーカーを買った。

その後IKEAに行って、レストランで食事。IKEAに入る前に、テンションが上ってミートボールの看板の前で記念写真を撮った。子どもたちはかわいらしいぬいぐるみを夫々買ってもらっていた。

一旦帰宅して、銭湯へ。息子は温泉や銭湯に行くと、ずっとニコニコしている。彼の気が済むまで、いろんなお湯に入った。銭湯の中にある飲食店で茄子の揚げそばを食べて帰った。楽しい一日だったねと、何度も振り返りながら寝た。

「私の本棚」(新潮社編)を読んだ。いろんな方が、自身の本棚について寄稿したエッセイ集。中野翠さんが本棚のことを「祭壇」と表現してらして、これに勝る表現はあらへんな、と思った。好きなものだけで固められた空間で、眺めているだけでうっとりする。

あとは磯田道史さんの「和本が落ちてきて」というタイトルのエッセイも良かった。和本を収集しておられる磯田さんが震災に見舞われたとき、避難する前に手洗いに行くと和本がトイレの中に落ちていて、一瞬その本にまつわる思い出に耽ってしまう。はっと我に帰り、妻と幼い娘のもとに駆け出すくだりで締められている。

とても良い本だったけれど、ひとつだけ怖かったのが、何名かの方が「本の重みに耐えられず、自宅の床が抜けた」ということを書かれていたこと。それこそ何万冊という蔵書の重みによるもので、わたしが現在部屋に置いているのはざっと2,000冊弱だと思うけど、それでも突然床がバゴーン!と抜ける日を想像して震えてしまう。

本を減らしていこう。
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