生活について

へろへろ

夕方、病院へ。先生と休日の話になった。先生は働き始めてから土曜日休日だったことがないらしく、のべ何日の土曜を仕事に費やしたかを計算したら4年分だったそう。

「へろへろ」(鹿子裕文)を読んだ。

愛と個性あふれる人たちが特別養護老人ホーム開設に向けて、笑いながら、悩みながら、でもやっぱり笑いあいながら果てしなく困難な壁を突破していくさまを、そのうねりに巻き込まれる形になった鹿子さんがユニークで軽快な筆致で書き綴っている。その困難がちょっと笑えないようなものばかりなんだけど、不思議と笑ってしまう。

主催者である下村恵美子さんが谷川俊太郎と出会うときのエピソードも良い。ある講演会で初めて谷川さんに会った下村さんは、なんと谷川さんのぷりっとした尻に惚れてしまった。それで尻の写真ばかりバシャバシャ撮影していて谷川さんに「さっきからなに撮ってるの?」と聞かれ「いろっぽいじいさんの尻」と答えた。そのやりとりをきっかけに、二人は仲を深めることになったそう。

2章の終わりには、下村さんたちの活動へ捧げられた谷川俊太郎の詩が掲載されている。詩は「あすはちかくてとおい いきるだけさ しぬまでは」という言葉で終わる。
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