生活について

戦国

「雑兵たちの戦場」(藤木久志)を読んだ。戦国時代について、雑兵にスポットを当てて検証されている。それにしても、戦に巻き込まれた村などが辿る結末というものがあまりにも惨たらしい。敵方による掠奪や人さらい、畑を滅茶苦茶に荒らされる(兵糧攻めのため)、など。農民の中にも傭兵となって戦に繰り出す者があり、敵方の大将の首を取ると階級特進があったとのことで、まさに北野武の「首」の世界だった。

飢餓に喘ぐ村から傭兵となって繰り出した者にとって「戦」というものは、掠奪などの行為により富を再配分する暴力的な生命維持装置であったと記載されている。そのために戦乱というものがある意味必要とされていた。この矛先を変えるために大規模な海外出兵をしたり、各地で築城しまくりそこで働かせたりして、国内の安寧を築いていった。

こうして歴史を知る度に、いま自分たちがここに生きている奇跡についてしみじみする。ご先祖はこの戦国時代をどのように生き抜いたのだろう。
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