「ゲゲゲの女房」(武良布枝)を読んだ。水木しげると過ごした日々について、妻である布枝さんの視点から描かれた話。壮絶であり、暖かく、そして情熱的。左手のない水木しげるが、左肩で原稿用紙を押さえて、原稿用紙に顔が当たりそうなほど近づけてガリガリと漫画を描いていたとあった。苦しい生活のことも含め、とてつもない努力を重ねてもなかなか実を結ばない時代。やがて生み出された数々の大ヒット作品。自分のこれまでの人生を振り返り、なんともぬるいことかと猛省しながら読んだ。
夕方、小学校の祭の手伝い。やるぞという強い気持ちで行ったものの、朝礼台を20mほど運んで終了、あとは子どもたちを見守る係だった。
終盤はキャンプファイヤーをして、子どもたちが火を囲んでゲームをしていた。楽しそうにハシャぐ子どもたちの中にいる息子もニコニコしていて、妻と恵比寿顔で見守った。キャンプファイヤーは最後に熾火になった炭を星の形にしていて、星が暗闇の中で瞬いているようでロマンチックだった。妻いわく、キャンプファイヤーの最後はこういうことをするものらしい。
準備で運んだ朝礼台を祭で全く使わなかったので、何?と思っていたら最後の最後に火の精霊(?)がキャンプファイヤーの火をたいまつにつけて、朝礼台でそのたいまつを振り回すという儀式があった。
帰宅後、インセクツ原稿ペン入れ。娘も隣でタブレットで熱心に絵を描いていた。
ゲゲゲパワー(「ゲゲゲの女房」を読んで漲ったやる気)で1時半頃までひたすらガリガリと漫画を描いた。