Wikipediaの「メンダコ」の欄に「2段階で進化を遂げる」という記述があって、明らかな誤りなのでその行を削除したところ、不明なアルゴリズムが発動してWikipedia全体の記述内容がぐちゃぐちゃに書き換えられてしまい、世界中からその責任を問われる、という夢を見た。恐ろしすぎた。
「焚き火大全」(吉長成恭・関根秀樹・中川重年 編)を読んだ。
焚き火にまつわるあらゆるアレコレが盛り込まれている圧巻の350ページ。歴史、技術、材木の種類、道具、料理、文化、焚き火文学…などなど。キャンプにおける火への向き合い方が全く変わってしまった。嬉々としてボウボウ燃やしていた自分を恥ずかしく思う。
冒頭、人類と他の動物との違いについて書かれている。決定的な違いは、火を使うか使わないか。
最初の火の利用は数百万年前、おそらく自然発火の山火事などで逃げ遅れた獣が焼け、その香ばしいにおいにつられて焼かれた肉を食べたことがはじまりではないか。火は硬い食物を柔らかいものに変える。こうして噛む回数が減ったことにより頬肉が緩み、頭蓋が大きくなる余裕ができ、脳が大きくなったので人類は劇的な進化を遂げることになった、とある。