生活について

ムーミン

「ムーミンパパ海へ行く」(トーベ・ヤンソン)を読んだ。パパの思いつきにより、慣れしたんだ島を離れ海へ出るムーミン一家。灯台のある小さな島にたどり着き、そこで繰り広げられる刺激的で慎ましい日々。オチも大変に素晴らしいものだった。

海へ出たのは夜のことで、ムーミンパパは「夜、旅をするのは世界のなによりもすてきなことだよ」と言う。それに対しムーミンママは「ええそうですとも。ハイキングなら、昼間してもいいけど、ほんとの旅に出るのは夜ですわ」と返す。

別の場面で、ムーミントロールがムーミンママにプレゼントするものが何もないと詫びると、ムーミンママは「あしたという日があるじゃないの」と言う。

ええ会話!と思いながら読んだ。
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