日曜日。昼過ぎに家族で外出し、イオンでUFOキャッチャーをしたりガチャガチャに勤しんだりと和やかに過ごした後、夕方になって息子が「ジガルデの顔がなくなった」と深刻な顔で申告。(韻を踏みましたね)
聞くと昨日買ったジガルデパーフェクトフォルム(ポケモン)のフィギュアを一日握りしめて歩いていたのだけど、いつの間にか頭が無くなっていたとのこと。イオンという広大な土地で、ましてこんなに人が多い中、大きさ5mmほどの頭を探すのは無理だろうと、わたしも家族もあきらめる。しかしながらこのフィギュアを買ったときに愛おしそうに箱を抱きしめていたこと、家でひととおりフィギュアを眺めた後に自分の頬をつねって「夢じゃなかった」と呟いていたこと、よほど嬉しかったのか夜にわたしの頭をシャンプーしてくれたこと、そういう記憶が鮮烈すぎて、これを悲しい物語で終わらせるわけにはいかない。わたしと息子で捜索することにした。
いったん車まで戻り、そこから歩いた道を思い出してもらいながら、床を確認してゆく。全集中ガン見の呼吸だった。20分ほど探していよいよ最後にきた店に入り、息子が見たという商品の棚の下をすべて確認してゆく。不安でいっぱいの小さな背中に、胸が締め付けられる。
最後の最後に、ポコンとさみしそうに落ちているジガルデの頭を見つけた。ここに?!という場所にあった。スラムダンクの桜木と流川のような熱いハイタッチをかわす。
帰宅後、ジガルデの頭部は瞬間接着剤で固定しました。