生活について

いよいよ

一週間すんません、迷惑かけます、えへへ、屋久島行ってきますねん、と関係各位に挨拶して退社。帰りにヨドバシカメラに寄って、三脚とグローブを購入。いよいよフル装備。それにしても今月のクレジットカードの引き落としは、夢かなというような金額が引き落とされていた。夢が覚めたら、また勤労に励みます。

「はやぶさを育んだ50年」(的川泰宣)を読んだ。JAXAの本ということもあってか、本のたたずまいはとてもシンプルで教科書みたいな感じ。アメリカ等にやや遅れて宇宙科学の世界に参入した日本が、50年の間にいかにして世界トップまで上り詰めてきたかが、とても分かりやすくまとめられている。

1950年代、道川でのペンシルロケット打ち上げ前夜。突如爆発音が鳴り一同が慌てて飛び出すと、実はロケットではなく魔法瓶が破裂した音だった。当時は魔法瓶も今のように安全ではなかったらしい。他にも宇宙科学のことだけではなく、発射地の地域住民とのトラブルがいかにして解消されたかなども、具体的なエピソードを交えて書かれている。

紆余曲折を経て、初の人工衛星投入に成功したのが1970年2月。ここから日本はついに、世界的な宇宙開発国となる。2010年に帰還した「はやぶさ」は、月以外の天体で着陸と離陸に成功した世界で初めての探査機となった。当時「はやぶさ」の映画をやっていて、はやぶさが「ぼくはここにいるよ」とつぶやいているようなシーンが予告であって、「しゃべっとる!」となった記憶がある。

こうしてJAXAのシンポジウムに参加したり本を読んだりした今改めて、約2ヶ月前はさっぱりわかんなかったH3ロケットの「打ち上げ計画書」を読むと、スルスルーと理解できたので興奮。

もろもろ準備万端なのはいいけど、来週天気がグズグズらしくてロケットの発射が延期になるかもとのこと…。
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